厳しい状況が長く続きそうで設定が絶妙だと思いました。
当初は時間経過とともに宿の主人が遭難に気づき救助が来ると思われていました。つまり登山計画を出しているので、指定の時刻までに下山しなければトラブルがあったということなのです。しかし八木兄妹が救援隊ではないことが判明しました。彼らは偶然山小屋を訪れた一般登山者だったのです。この時間帯まで救援が来ていないという事は何者かによって登山計画が書き換えられている可能性が高いのです。どうやら宿の主人に下山が遅れることを連絡した者がいそうです。
今回は内部に猿の協力者がいることが強烈な印象を残しました。下山が遅れることを携帯電話で連絡していたのは誰かということが気になります。猿は言葉を話さないようなので除外です。仮に猿が電話をしても社員ではないことはすぐにバレそうです。ですから社員の中で不自然ではないような者が電話をしていたとみるのが自然です。
八木兄妹が翌日先に進み石ノ平中峰駅から救助を呼ぶことになりました。藤谷製薬のグループはかなりの疲労や負傷で動けない者もいます。そしてターゲットが社員たちならば外に出るのは危ないことになります。しかし偶然の登山者の兄妹も新たな犠牲者になる可能性があると思いました。猿にとっては救助を呼ぶ者も消さなければならないのです。