轟さんが心配です。
たしか轟さんは敵のリーダーを無効化して足止めすることが目的でした。そのため体術を使って接近して離れず敵の射撃をけん制していました。もしも轟さんに後方から射撃しても体術でかわしたり流れ弾が敵のリーダーに当たるおそれがありました。そのため膠着状態が生まれていたのです。
敵リーダーはブラフをかまして奥の手と思われる装置は自分が死んでも発動すると嘘をつきました。これで味方の射撃を命令したのです。轟さんがそれを嘘だと見破った場合、体術で銃弾をかわして敵リーダーが死にます。その直後、轟さんも無傷ではいられず死ぬことになります。あるいは轟さんが真実かもしれないと考えた場合、敵リーダーの奥の手を発動させないために自分が全ての弾丸を受ける可能性があります。そうなると轟だけが死亡する最悪の展開が予想できました。ただ天宮との作戦では援軍が到着するまで時間を稼ぐことが主目的でしたから、それで良いのです。もう充分に時間は稼いだということです。