膠着状態ですが時間はあまりないようです。
客船内の民間人は窓の無い部屋へ避難させて音を出さないようにしました。侵入してきた触手は斧で斬って防御しています。これでひとまず安全が保たれましたが船底に穴が開いているため沈没は時間の問題です。防人このえは一息ついてあまりの事態にヒザが震えてしまいました。
このえの親友のテレビ関係者がいますが彼女がマスコミを動かしたようです。地上波報道を見た国民が政府に自衛隊を出動させろという世論を形成してその方向でことは動き出します。なるほど未知の事態に政府も自衛隊を災害派遣させるかどうか躊躇していたようです。人命がかかっているのだから自衛隊をすぐに派遣すべきという意見も考えられますが、それで死者が出たりすれば責任問題になります。また海保やレスキューでも対応できるのではという見方もできます。現場はそれでは難しいと判断しますが情報が無い場合は決定が遅れてしまうと思われます。