シロガネ先生の過去が語られました。
中学時代から人の顔を見分けられない障害を持っていたシロガネはある日、シギルを身に着けました。それは人の頭の上に名前が浮かぶという能力です。見ず知らずの人の名前も浮かぶことから特殊な能力と言えます。ただそれだけでは何も使えずこの世界はゲームと同じという仮説に取りつかれたようです。
面白かったのはお互いに安全地帯を持っていることです。カナメやイザヤはなじみの神社の結界内ならグリードを転送されないとしていったん引きました。すでにシギルを失っているカナメらはグリードと戦闘を避けたわけです。一方シロガネもスノウやシゲオを地下施設に隠しました。カナメらの襲撃から身を守るためです。
冒頭は説明的なセリフが連続してきつかったですがラストは楽しめました。シロガネのシギルは実は秘密があってという感じでワクワクさせてくれます。相手の情報を操るためにわざとズブッといかれるとはシロガネの胆力は異様です。普通のおっさんですが真の悪役ぶりを見せてくれて「やはりダーウィンズゲームだな」という感想です。