オネエは最後に漢気を見せました。
腕を折られたオネエは運営にナイフを突きつけました。たしか身体検査しているはずでしたがナイフは見落としたようです。ですがスナイパーに狙われて人質の効果は無いようです。ほどなく闘技場が下がりゾンビが出現します。この闘技場はとどめを刺しきれない負傷者が出た時にはゾンビに始末させるのです。同じ場所にいた運営の仮面と杉村は自分たちまでゾンビに襲われるとみてすぐに段差を上がりました。オネエも走れるはずですが座って覚悟を決めました。自分が上がっては勝敗がいつまでもきまらないからです。
オネエの達観は何か考えてみました。子供時代の復讐を果たした彼はすでに目的を達成しています。ゾンビパニックで生き残りましたがいつ終わっても良い人生といった感じです。医療の期待できないこの世界で腕を折られるのは致命的です。逆転の目も無くなり覚悟をしたとみられます。