渋谷スクランブルタワー決戦となりました。
金魚鉢の周囲から逃げ出そうとする金魚の群れはデンキヤが連れてきた援軍のおかげで何とかなりそうです。しかし巨金体と呼ばれるラスボスには病原体が効かないのです。ですから病原弾で直接中心部に感染させるしかなさそうです。月夜田は病原弾をまかされたため女刑事とバイクにタンデムでスクランブルタワーに向かいました。護衛にみおっちとアリサがついています。みおっちと女刑事が脱落して月夜田はビルの上層階へと上がりました。
当作品はウィルスパンデミックによる地域隔離の状況をテーマにしていると考えられます。そこでは隔離が優先されて中の人々は見捨てられます。どこかで線をひかないと日本全体が危ないのです。月夜田たちは自分たちが生き残るため、金魚鉢の外の生活を守るため孤軍奮闘しました。その英雄譚が描かれていると思います。巨大金魚などありえないはずですが、引き込まれるのは隔離地域内部で奮闘する人々はこれからも起こりうる状況だからだ思えました。そのあたりが当作品の魅力の一部になっています。