貂はスタンガンを用いていました。
渋谷にはまだ手足と呼ばれる極小金魚を吐くタイプがいます。祇園が貂に脅されている最中にも手足がそれを吐いてきました。たしかにそれを吸いこんだ貂、祇園も吸い込みました。しかし貂は自らの体にスタンガンを当てて電流にて極小金魚を無効化したのです。これでビニール袋無しでも、吸い込んだあとでも数分以内なら金魚噴出死を防げることになります。
ハゲの刑事は極秘情報を皆に明かしました。それは金魚は渋谷のみ発生していて巨大金魚鉢がそれを隔離していたのです。しかし高く飛べるタイプが現れて金魚鉢を超えるのもあと1週間ということです。もし金魚が渋谷から拡散すれば世界中で金魚パンデミックが起こり世界は終わります。
なるほど戦車を手に入れた月夜田チームは渋谷や代々木を脱出するくらいはできそうです。金魚鉢も地下を掘ったりすれば外へ出られそうです。つまり代々木の病院で病原体を研究する理由が無いのです。金魚鉢を脱出したあとは外の研究者に引きつけば良いだけです。あるいはヘリをよこしてもらって上から逃げても良いのです。しかしあと数日で金魚パンデミックが起こるというリミットがありますからすぐに代々木の病院で病原体を完成させてまく必要が出てきました。こうして月夜田チームがここで踏ん張る理由が再確認されたのです。