壬生は責務を果たしていると思いました。
避難している民間人の中にはアリサのファンである帽子の観月楓香という子供もいます。さらにリーダー的存在であるハゲの西大寺とスーツ女の烏丸もいます。彼らは壬生から拳銃を渡されていますので警察関係者であることが強く推認されました。素人が拳銃を渡されてすぐには使えないからです。そして彼ら避難民は宇田川北小学校まで移動して戦車を使って脱出する作戦を開始しました。
自衛官の壬生は昼間に偵察をしていたためか金魚の群れの状態や地理を把握しています。偵察をできるということは宇田川町から単独で脱出することぐらいはたやすいはずです。しかし単独で逃げないのは自衛官としての責任だと私は考えています。ただ壬生は追い込まれた状態を楽しむ癖があるらしく笑っています。しかし壬生の内心がどうであれ絶対絶命の民間人を導いて脱出させようとしているのは評価できます。