小春の複雑な心境が描かれました。
明と舌喰い様の決戦が始まりました。まず明は舌喰いの背中のカマキリの刃を斬り落とし少しづつダメージを与えていきました。一方、ユカや鮫島たちは小春を逃がそうと歌舞伎町の橋まで送ります。まず明が舌喰いに勝利すれば歌舞伎町は終わりです。リーダーを失った街は自然に崩壊するのです。イキっている小春は残党を始末している明に斬られる恐れがあります。さらに街の崩壊の過程で小春は誰かに斬られる可能性もあります。ですからユカは彼女を街から逃がして自由を与えようとしたのです。そもそも売られてきた女たちは自由に街に出入りすることはできず借金漬けだったのです。
橋まで来た小春は死んでいった小夏と小冬の幻影を見ます。彼女らも祝福しているのですが明が二人を斬ったことが小春には許せないのです。ユカたちは明を悪く言わないので苦しいところです。結局小春は街に残って明という男を見定めてから街を出ることにしました。ユカと小春が仲良くなったことで人間サイド、吸血鬼サイドで単純に敵味方を分けられないのです。