修造は新たな人間の仲間を手に入れました。
この作品のゾンビの設定がだんだんと分かってきました。まずゾンビはそれほど速く移動できないことです。特に長距離を走ったりはできないため何とか逃げられるのです。ゾンビのパワーは普通で人間が最大パワーを出したときと同じ程度にみえます。頭蓋骨の堅さですが、それも普通の堅いタイプです。よくゾンビ作品では尖ったものでチョイと頭を刺すだけで貫通するソフトシェルタイプもあります。しかし本作では銃で頭を銃撃するシーンしかないためハードシェルタイプだろうと推測できました。つまり素人がゾンビを退治するためには首を切る方法が安全です。
ゾンビは無知生型と知性型に分類できます。どちらも人を襲うため感染を広げる可能性があります。そして言葉をしゃべれない点では同じです。つまりゾンビを人間側が見分けるには言葉をしゃべるか否かが確実な基準となります。修造も知性型でしゃべれないのですが、武器を取って構えたことから人間であると判断されました。これはゾンビは物を持ったり構えたりできないことを示しています。他の作品ではゾンビは感染前の習慣を覚えているため物を意味なく持ったりする設定があります。しかし本作品では物を持つか否かが見分ける基準となります。なるほど人間でも耳が聞こえず言葉を話せない場合があります。そんなときは物を持たせてみれば一目瞭然なのです。ただ知性型ゾンビは物を持てるので修造はそれを知らない人間に勘違いされているだけになります。
ゾンビサイドが人間か否かを見分ける方法は総合判断です。体の動きやくしゃみなどの生理反応があるかどうかを見た目で判断して攻撃してきます。つまり人間でもゾンビのフリをできれば襲われないのです。ゾンビは音で寄ってきて最終的にターゲットの動きで噛みつくかを決めます。