特殊ゾンビを主人公にしたストーリーだと理解しました。
感染者が死んでいるのか生きているのかは不明でした。むろん頸動脈を食われた者は即死ですぐにゾンビとして復活します。つまりこのタイプのゾンビは心停止して死んでいるのです。しかし修造のように手を少しかまれただけの者は出血も少なく死にいたる傷ではないのです。感染はしますがまだ死んでいない修造がいつ本格的にゾンビになるのかが疑問でした。
関東が封鎖されて感染者の封じ込めが行われました。修造は貝出禁止令でガランとした街中をうろついていて人間の三人組に襲われました。彼らは輩のようにゾンビを見つけては頭を割って退治しているのです。これはゾンビなら過剰防衛にならないと解釈されるので一度は頭を割ってみたいという欲望を満たす行為なのです。修造は人間の意識が残っていますので殺されると感じて逃げました。逃げる際に一人のフードの男に助けられます。彼もまた意識を残したゾンビ感染者でした。
今回は本作のゾンビの設定が明らかにされました。まずすべてのゾンビはしゃべれないので修造とフード男はスマホで文字を打って筆談のように話しました。さらにゾンビの8割は意識がなく本能的に人間を襲ってしまいます。残りの2割は修造のように人間の時の意識が残っていて恐怖で逃げたりします。すべてのゾンビは人間とゾンビの見分けができず、対象の動きなどを観察して襲うターゲットを決めています。
さて修造は心停止しているのか否かですが私はしていると考えています。飲まず食わず寝ずに二日間動くことが出来て排尿など生理現象もないと記述されていました。さらにフード男もまったくまばたきしないことから心停止してゾンビになっています。つまり修造のように手をチョイと噛まれただけの感染者も数分で心停止して完全なゾンビになるわけです。あとは運しだいで人間の意識が残るかどうかです。