希望のあるラストでした。
白崎の感動的な最後を知った武重は彼女の意思を尊重しようと改心しました。それは白崎の娘である魅央を絶対に守るというものです。武重はカイジュウを無限に生産する破壊樹に飛び込み内部から爆発して果てました。破壊樹は枯れて終わりました。なるほど無限にわいてくるカイジュウの群れは地下の破壊樹が作っていたのです。これで生産は終わって地上のカイジュウを始末すれば安全になります。
まだ地上のカイジュウはいますが、かなり退治をしている状態でラストシーンを迎えました。キイチとナナセという一般人の子供も多数生まれて人類が生存が続くことをイメージさせます。荒廃した世界で人類が生き残ればまた新たな再建ができるという感じで終わりました。
少し心配なのは食料生産ができない世界ではカイジュウを狩って食べていました。その無限の食料であるカイジュウがいなくなれば何を食べればいいのかという問題もあります。ただ農業や漁業などいくらでも再開できますから、その点はタイミング次第です。
魅央のクラスター7編は大変楽しく読めました。日常風景が広がっているのに何かおかしいという違和感はホラーとして新しい感覚を受けました。