予想通り根絶やしでした。
後藤家の若い衆が警察と大悟にやられてバランスが崩れました。今なら後藤家を壊滅させられると供花村住民が蜂起したのです。後藤の若い衆は警察の手入れで大部分が死亡しました。今、屋敷にいるのは後藤の老人と女子供のみです。それを知った供花村の血気盛んな男が屋敷を襲いました。そういえば後藤銀を殺害したのも供花村の男たちでした。なるほど表立って反抗するとつぶされてしまいますが恨みをつのらせた彼らは分からないようにチョイチョイダメージを与えていたのです。そして大きくバランスが崩れたときを見逃さず一気に蜂起したわけです。そしてもしも後藤家の生き残りがいるとその子供がまた新たな後藤家を再興して供花村を襲いますから根絶やしにするということです。
興味深いのは襲われた後藤家の屋敷内部の雰囲気でした。老人と女子供しかいませんが警察から奪った自動小銃が数丁ありました。それで武装して襲ってくる村人を撃とうというのですから大変です。最初は後藤家が赤子を奪ったり圧政をしていたことが蜂起の原因です。ですから正義は村人にあるのです。しかし今は女子供と老人しか残っていない屋敷を襲って火をつけているのですから逆です。老人たちは目の前の女子供だけは守ろうと銃を構えました。そこに正義を感じることが可能です。報復の連鎖はどこを起算点とするかによって正義と悪が入れ替わるという異常な状態を見せてくれました。