肉が箱の外に漏れなければ良いなと思いました。
屍体が人間を襲いだし、箱の中は大パニックになりました。やはり訓練された部隊でもゾンビの飽和攻撃には弱いのです。人間がゾンビ飽和攻撃に弱いのにはいくつかの原因があります。まずゾンビは正確に頭部や首を破壊しなければノーダメージでグイグイ襲ってきます。それに対して人間は少しでも噛まれれば感染して敵方の戦力となってしまうのです。さらに人間は死にたくないという本能が働きゾンビが群れで来ると恐れ、最後は逃げてしまいます。それに対してゾンビは人間に囲まれて絶対絶命でもグイグイ道連れにしてしまうのです。つまりそれ以上近づけば撃つという銃による威嚇が効かない相手のため根本的に違うのです。ですから人間の暴徒を抑え込むような方法ではゾンビに対して遅れを取るのです。
波金と鶴は肉の塔の中心地に向かって何が起きているのかを見届けることにしました。葛城柘榴は肉に飲まれ奇妙な部屋で目覚めました。そこには人間の姿に戻った小桃がいて肌触りからも感染がが治っているように思えます。このままでは柘榴はハッピーエンドですが作品の雰囲気から、そうは問屋がおろさない気もしました。