柘榴の体には何か秘密がありそうです。
鶴と柘榴は小桃を追って箱への潜入を試みました。しかし地下道からの入り口で止められ箱の駐屯地へと丁重に招待されます。これは波金が話を通していたようです。エージェントの波金は何度も危機を生き残った柘榴を貴重な研究対象とみて箱の人間、つまり管理側にならないかと誘います。柘榴の方も妹の居場所や治療に役立ちそうなので合意しました。その過程で波金は彼が妹を匿っていたとブラフをかけました。この事実がバレると妹が弱みになり柘榴は波金の言いなりになっていまいます。そこで彼はロリータ老婆の鶴を妹の小桃だとうそぶいて本来の目的を隠したのです。
当作品が他のゾンビものと違うのは食事が必要であるという点です。屍体には食べ物が必要でそれは他の屍体の体です。ただ腹が減るだけなら何も危険を犯して食料用の屍体を柘榴が刈る必要がなかったはずです。妹が他の屍体を食べなければ死ぬ、つまり停止して回復しない状態に陥るため食べさせたのです。これは何も柘榴の狂った思い込みでないことは箱の駐屯地で証明されました。波金はそこで餌の自動販売機から屍体の指を出したのです。私の予想では駐屯地で生かしておかなければならない実験用の屍体へ与えていた餌がこれなのです。