マコトに注射を打たせた理由を考えさせられました。
千葉に放り落されたマコトは注射器を持たされていました。敵と認識されない子供ですから彼なら大猿に麻酔を注射できるのです。しかしその後はどなるか不明でマコトが襲われるリスクはあります。そもそも子供にこんな危険な作戦をさせることが問題ですが、今はそんなことを議論している場合ではないのです。
さて早乙女はマコトに注射を打てと命令しました。彼はその後にマコトを救うために自分が降りる覚悟をしていました。これはマコトが逃げる時間をかせぐことと、大猿が眠るまで崖上に行かせない目的があります。崖上には葉山とシマと逃げてきたマコトが集まることになるのです。少なくとも大猿だけは登らせない作戦です。子猿ならシマが迎撃可能でワンチャンあるのです。
私はこのシーンで早乙女の判断の正しさを求めました。まずマコトにそのまま崖を上がらせる作戦です。麻酔を打っていない大猿は早乙女らを襲うために崖を上がってきて結局マコトや葉山も犠牲になります。つまりマコトが麻酔薬を打つのは必須の条件になります。次に早乙女が降りてからマコトが麻酔を打つ場合です。この場合はマコトの近くで彼を守れますが早乙女が降りたとなると反射的に子猿や大猿が襲うのです。早乙女は瞬殺されて上にいる葉山が犠牲になるはずです。つまりマコトが敵と認識されていないうちに大猿に麻酔を打ち、早乙女が降りて時間をかせぐ特攻作戦しかなさそうです。
マコトが麻酔薬を打つために器用に注射器を持っているシーンが気になりました。彼は医学のこころえがあるのではないかと思ってしまいました。ただ大事な麻酔薬を休憩中に子供に持たせるわけはないのです。マコトが注射を打つ作戦は千葉がとっさに考えた作戦ですから、彼に教える時間はなかったはずです。そこで私はこの麻酔は軍用の誰でも使えるタイプの注射器だと考えました。グローブをしていても太ももに打てるようなタイプなら子供でも刺すだけで打てます。