ゆりの判定勝ちといった感じでした。
管理者と本城ゆりに決戦に統括者が現れました。統括者は空中に浮かぶ大きな仮面の姿で人間のボディを持たない概念的存在だと思われます。ビル群を拳銃で破壊しきる能力を持ったゆりに対して統括者はまずそれを止めました。そして管理者が異常な欲望を持ったことを指摘して領域のトラブルシューティングのため強制停止状態に移行することを宣言します。管理者も本城ゆりに交代します。とりあえずこのビルの世界での殺し合いゲームが停止されるわけですから、ゆりの勝利だと統括者は結論付けました。この時の彼女の表情は印象的でした。勝利しても浮かない顔なのは自分が管理者としてこの世界から戻れなくなることを予期しているからです。私は今度はゆりが車いすで脳丸出しにされるのではないかと心配しました。
吉田君に乗り移った管理者はまだフロア9という最強の守護天使を使って逆転可能だと考えています。しかし統括者はフロア9も操れるらしく脳丸出しの管理者を攻撃させました。少女の姿のフロア9はトンカチで管理者の丸出しの脳をチョイとつぶして終わらせました。最強の守護天使が麦わら帽子の少女というのも皮肉めいていて楽しめました。
なぜ統括者が管理者を交代させたかは複数の理由があると私は考えました。まず管理者自身が神を目指すというご法度を行った点です。これに対するペナルティと考えるのが自然です。さらに本城ゆりが境界維持能力を獲得して交代可能な感じになっていました。ゆりがビルを破壊しまくる前に管理者にさせれば丸くおさまるのです。