プロレス男は何か別の意図を持っているようです。
銃弾を跳ね返す敵に対して理火は絶望的になっています。勝つ方法が無いのですからそれも当然の話です。すると守護天使はカッコ悪いと理火を挑発し始めました。それにキレた理火は再び攻撃を始めるのでした。私はこのシーンの敵はわざと挑発をしていると読みました。その理由のひとつは理火が逃げないためです。使徒である理火のスピードならプロレスから逃げられる可能性があります。もちろん敵も追跡すますが長期戦になってどうなるか不明です。であるなら理火の方に攻めさせるほうが良いのです。もうひとつの理由は挑発して理火のレベルをアップさせるためです。プロレスは理火を好敵手と認めています。プロレスにとって管理者の命令は絶対ですから逆らうことはできないのです。しかし理火ならこの現状を打破してくれるはずと希望を持っているように見えます。
敵の腹部に拳を当てた理火は跳ね返されてしまいました。しかし腹部はやわらかく銃弾も特殊な振動で跳ね返しただけと理解しました。なるほど大天使仮面も手なら銃弾の勢いを殺す技術を発揮できました。それがプロレスは全身で可能なのです。腹部に弾丸が当たる瞬間にプルプルさせて勢いを殺して跳ね返していたのです。腹部が固いのとプルプルとどう違うのかと問われれば、かなり違うと私は考えています。もしプロレスが意識を失ったり、意識せず狙撃されたりすればプルプル技を使えずに被弾します。つまり皮膚が常人と同じで特殊防御を使えない敵は死ぬということになります。そうこうしているうちにプロレスはフットスタンプでとどめを刺しにきました。