牛と鹿でした。
雨が強いため宿舎に戻り、皆はいったん休憩しました。人数は相良がマイナスなので9名ほどだと思われます。この人数だと一階の管理室に入りきることができます。もちろん大部屋と廊下には犬が閉じこめられているのです。そのためトイレを使えずに堂島さんがモジモジしていました。我慢ができなくなった堂島は窓からひとりで野へ飛び出しました。帰りの遅い堂島を心配した徹は彼女を探しに行きます。
徹は動物の鳴き声を聞いて崖の上まできました。崖のしたでは鹿と牛が決闘中でした。動物たちは人間を襲いますが動物同士でも戦うぐらい荒ぶっています。しかし犬同士は群れで連携しているため同種間では仲良しかと思われます。
堂島を発見した徹は牛の勝利を見届けて宿舎へ戻りました。しかしあるコマでは牛が倒れているシーンが描かれます。勝ったはずの牛が倒れているというのも妙な話です。何か他に強敵がいるのか鹿の与えた傷が後から効いてきたのかは不明で不気味です。
私が心配していた食糧と水は確保できているようです。食糧は缶詰やお菓子などが残っていて、ひとまずは大丈夫のようです。水も水道が使えるようです。当初は宿舎を捨てて港へ急ぐ予定でしたが道中が土砂崩れのため難しくなっています。これからは寄ってくる動物を倒しつつ持久戦です。