タイエーかなと思っていたらそうでした。
ショッピングセンターの屋上に陸自のヘリがやってきました。彼らは洋上にいてEMP攻撃をまぬがれた部隊です。無人機で陸上の要救助者を見つけて救助に来てくれたのです。ただしこの屋上にはゾンビがせまってきています。そこでヘリ部隊は射撃をしつつ降下しました。私は最初、孝たちのいたタイエーの屋上かと思いました。しかしそこには毒島チームの姿は見えず特定はできませんでした。タイエーではない別のモールの可能性を検討しつつ読み進めると避難者が高校生チームのことを語り出しました。陸自のヘリが来たのは毒島チームが出発した後だったのです。時系列が飛んでいたので出発前のことが後から描写されました。
非常口を開けて出て行った男のせいで一階にゾンビが入り込みました。避難民は一階を捨ててバリケードを作り二階以上に立てこもろうとします。しかし高城は時間が無いので無理だと判断しました。この先は避難民を屋上に集めてバリケード封鎖をするだろうと予想できました。そして毒島チームは出発するのです。厳しい避難民を置き去りにして旅立つことには違和感がありますが理由がありそうです。
今回はショッピングセンターの構造が目を引きました。ゾンビが一階に入ってきた時に二階に立てこもるというのです。なるほど最近のモールは一階二階が吹き抜けになっています。そこで二階への階段などを封鎖すればゾンビが上がって来れないのです。そこを上から射撃でも投石でもすれば守備はしやすいことになります。これは城の防御でいう虎口にあたります。わざと敵を引き入れて四方から飛び道具で狙うわけです。二階からの攻撃は上を取っているため敵は隠れることができなくなります。