今回は特別に面白い感覚がありました。
まずは斬首シーンからスタートです。高城の実家は右翼団体のトップでした。高城パパはゾンビ化した若いメンバーを公開で処刑します。パパは転がる首を足で踏んでいますがこれに合理性があるのかを私は検討しています。通常ゾンビは頭部を破壊するか首を切断すれば動きが止まります。すでに死んでいるので言葉としては矛盾していますがゾンビは死ぬのです。しかしゾンビは血流が止まっても動けることから首を切っても頭部だけで動くのではないかという疑問が生じます。まるでヘビは首を斬られても頭だけで動き、噛むことがあるということです。そのため実際、切ったヘビの頭は埋められるのです。この作品でも頭部破壊では脳からの指令が無くなりゾンビは止まります。しかしゾンビの首を切っても頭部だけで動けるのではないかと考えられるのです。ですから高城パパが頭を踏んで念のため破壊したことは理解できました。
この作品の主要メンバーの女子はあまり見分けが付きにくい瞬間があります。しかし今回で私はかなり見分けることが可能となりました。まず黒髪の毒島は日本刀のローンウルフですがリーダーシップを発揮しました。次に校医の毬川は車両の運転が出来たり医療担当として分かります。麗は孝とネンゴロの関係でここはセットと考えられます。そして高城は平野と良い関係でセットです。ありすは子供ですので簡単に見分けられます。
バウンティの反乱のエピソードは印象的でした。今まではジェットコースターのように拠点を渡り歩いてきた者も高城家でホッとした瞬間、不満が爆発してしまったのです。これまでの敵はゾンビでしたので不満があっても皆で協力しなければ死んでしまいます。しかし今は安全が確保されて反乱したからといってすぐに死ぬことはなくなりました。実際そうなのかは別にして彼らはそう考えているのです。