母親の決断力が凄まじいと感嘆しました。
足立区のマンションの一室では母親と男女の子供が住んでいます。母親はゾンビパニックの中で何とか食糧を確保して戻ってきました。しかし外出中にチョイと噛まれたようです。通常なら母親がゾンビ化して子供を食らうという悲劇が描かれるはずです。しかしこの母親は自分がもうすぐゾンビ化することを予測していました。どこから情報を得たのか不明ですが正確な判断をしています。とはいえ母親がゾンビになることを恐れて外に出てしまえば子供たちは孤立無援になってしまいます。子供たちを数週間生存させるために母親は重い決断をして外へ出ました。
男の子がベランダで排便をしていると電線に猿を発見しました。猿とは電線を移動しつつ食糧を探す者の通称です。後ろ姿を見た私はその長髪から悪い猿だとすぐに見抜きました。この悪い猿は犯罪を繰り返しながら食糧を求めて移動しています。この悪い猿が子供ふたりの部屋に入ればどうなるかは自明です。ですが悪い猿は食糧が無いことと妹が子供であることから興味を失って去って行きました。悪い猿とて何の利益も無い行動はしないのです。