マンションの住民組合という面白いエピソードでした。
3話からはあるマンションが舞台になっていて、これもゾンビパニック後の東京を描いています。マンションでは各部屋にゾンビが潜んでいないか確認作業が行われています。組合長という人物が主導して数名が見回りをしていました。ある部屋で老人がゾンビ化していることが分かりその部屋を封鎖したようです。なるほどバットで頭を殴れば動きがおそくなることは判明していますが、退治する方法が不明のようです。そこで組合長は男衆を集めて外のゾンビを捕まえることにしました。敵を知らなければ対処法が分からないのです。
この組合長という男は若いのに皆の人望を集めているようです。ただ住民の中には彼を怪しんでいる者もいます。組合長は医薬品を大量に持っているらしく、住民にそれを配っています。そして医薬品を与える代わりにマンション内の仕事を割り振っているようです。なかにはゾンビ捕獲などの危険な仕事もあります。それなのに組合長は二階から監視する安全な立場です。なるほど住民の一部が、いぶかるのも納得できました。
今回は住民組合のピリついた雰囲気とゾンビパニックへの対処という興味深いテーマが盛り込まれていました。私がひとつだけ違和感を感じた点は、住民のゾンビ知識の不足です。たとえば現実の現代日本でゾンビパニックが起きたとします。さすれば市民の多くはすぐにゾンビだと理解できるはずです。それはフィクション作品でいくつものゾンビ物を読んだり観たりしているからです。血だらけの人間が自分を襲ってきて胸を刺しても決して死なないとなればゾンビかなと推測するわけです。そこで一般的なゾンビ知識を利用して首をチョイと斬ってみたり頭部を破壊してみることになります。この作品の登場人物はその推測を全くしないでゾンビを捕まえてイチから実験しようとしました。これは作品内の人々が一般的なゾンビ知識を有していないという設定かと思われます。私が感じたのはリアルな作品であるのに誰も架空作品のゾンビを知らないという違和感です。
3話からはあるマンションが舞台になっていて、これもゾンビパニック後の東京を描いています。マンションでは各部屋にゾンビが潜んでいないか確認作業が行われています。組合長という人物が主導して数名が見回りをしていました。ある部屋で老人がゾンビ化していることが分かりその部屋を封鎖したようです。なるほどバットで頭を殴れば動きがおそくなることは判明していますが、退治する方法が不明のようです。そこで組合長は男衆を集めて外のゾンビを捕まえることにしました。敵を知らなければ対処法が分からないのです。
この組合長という男は若いのに皆の人望を集めているようです。ただ住民の中には彼を怪しんでいる者もいます。組合長は医薬品を大量に持っているらしく、住民にそれを配っています。そして医薬品を与える代わりにマンション内の仕事を割り振っているようです。なかにはゾンビ捕獲などの危険な仕事もあります。それなのに組合長は二階から監視する安全な立場です。なるほど住民の一部が、いぶかるのも納得できました。
今回は住民組合のピリついた雰囲気とゾンビパニックへの対処という興味深いテーマが盛り込まれていました。私がひとつだけ違和感を感じた点は、住民のゾンビ知識の不足です。たとえば現実の現代日本でゾンビパニックが起きたとします。さすれば市民の多くはすぐにゾンビだと理解できるはずです。それはフィクション作品でいくつものゾンビ物を読んだり観たりしているからです。血だらけの人間が自分を襲ってきて胸を刺しても決して死なないとなればゾンビかなと推測するわけです。そこで一般的なゾンビ知識を利用して首をチョイと斬ってみたり頭部を破壊してみることになります。この作品の登場人物はその推測を全くしないでゾンビを捕まえてイチから実験しようとしました。これは作品内の人々が一般的なゾンビ知識を有していないという設定かと思われます。私が感じたのはリアルな作品であるのに誰も架空作品のゾンビを知らないという違和感です。