この作品のゾンビの設定が分かってきました。
体育館に集められゾンビ化した一年生が逃げ出したことにより、校内はパニックになっています。プールへ逃げようとしていた生徒たちは再び校舎に入りました。しかし校舎内はゾンビが侵入して階段を上がってきています。この作品のゾンビは階段を上がれるようです。つまり小さな段差ならば人間のように上がって来れるわけです。さらにゾンビの頭部はハードタイプだと思われます。他の作品によく見られるソフトタイプのゾンビは木材などで叩いただけで頭蓋骨が陥没するほどのカルシウム不足です。しかしこの作品では簡単には破壊されないほど頭部は固いのです。少なくとも急所である頭蓋骨の強度は生きている人間と同じぐらいだと推測できました。
警察の特殊部隊のＢ班が全滅したようです。彼らはゾンビの情報を持たずに突入してきました。そして人質として保護対象の一年生ゾンビに襲われたようです。私はここであるシーンを強く想像しました。それは部隊が一年生を撃つのをためらう場面です。いくら部隊を襲ってきているとはいえ丸腰の子供を銃で撃てるかは微妙です。作戦上も撃てば人質を救出するという目的に反しているので判断は難しいのです。これは何もゾンビ物に限らずストックホルム症候群によっても起こりうることです。人質の一部がテロ組織に協力した場合は生徒が警察の特殊部隊を襲うことになります。