逃げ遅れた民間人をどうするかという難問は考えさせられました。
今回はエピソードゼロして本編の数か月前、オズことゾンビパニックの当時の出来事が描かれます。3月14日陸上自衛隊にある命令が下りました。それは全ゾンビ発症者を射殺するという命令でした。アメリカ合衆国は核兵器を使ってゾンビを抑え込もうとしましたが失敗しました。これは日本との時差が関係しています。アメリカは夜の間に一気に感染が広がったと思われます。日本は昼だったのでまだゾンビが動き出していないため感染が小規模だったのです。しかし日本も次に夜になれば隠れているゾンビが動き出して感染は一気に拡大してしまうのです。
竜也という自衛官が民間人を避難させるために防衛線を守っています。そこへゾンビの大群が押し寄せたため彼らは防衛線を撤退するようです。複数の防衛ラインにより最後のライン、つまり避難場所の東京ドームを守るのだと考えられます。私はこのような場合に大規模避難場所を作るのはどうかと思っています。たしかに水や食料を分配しやすいメリットはあります。しかしひとりでもゾンビ感染者が紛れ込めば逃げ場が無くなり大量の避難者が犠牲になるのです。
竜也は撤退命令を無視して、ともみという民間人女性を救出に向かいました。彼女は幼稚園の子供とともに取り残されていたようです。しかし竜也が命令を無視したせいで数万人の感染者を出してしまう可能性もあります。目の前のひとりの生命か、見たことも無い数万人の命の安全か、難しいところです。