エルズタワーが良く出来ていると思いました。
赤城マキと将太はタワー内に連れていかれました。しかしスキを見て逃げ出したマキにリーダー的なヒゲ男がせまります。もうダメかと思われましたがマキと将太は暗くても見える眼を持っています。さらにゾンビ化した勇吾がヒゲの背後から襲い掛かりました。一気に形勢逆転です。ヒゲを拘束したマキは勇吾にワクチンを打って彼を治療しました。
ヒゲ男はパラダイスと呼ばれる自治組織を作っていました。タワーでは自家発電で電力を得ています。その電力で電気柵のようなものを使ってオズの侵入を防いでいたようです。しかしメガネと勇吾のコンビにより発電機が止められてオズが侵入してきました。強固な敵組織はゾンビの群れを使って破壊するという流れです。この作品にはパラダイスの対抗勢力でライジングサンという組織が出てきています。ライジングサンはヘリを所有していることから元軍人の集団ではないかと思われます。彼らは今まではタワーの電気柵により手出しが出来なかったのですが、停電のチャンスで乗り込むようです。
ヒゲはワクチンの効果を見て何とかマキをドームに届けようとし始めました。最初はマキを奴隷のように使おうと考えていたヒゲも人類の希望になるワクチン情報を持つマキを逃がしたいようです。私には無法者の集団のリーダーをしていたヒゲも悪い人ではないように思えました。それが確認できるのがヒゲの車のバックミラーです。ミラーにはヒゲと娘の写真が貼られています。そしてその隣の奥さんの部分が破られていたのです。私はこのシーンでヒゲの背景を想像しました。まずヒゲの奥さんがゾンビになります。そしてヒゲが娘を守るために奥さんを撃つ、それを見ていた娘がヒゲに反抗する、娘もゾンビになってしまいヒゲが荒れた、という具合です。