小雪の活躍は目を見張るものがありました。
滝川の犠牲によりサイドスラスターのハッチが開くようになりました。そこへ水の中から芹沢が現れます。彼は自分ひとりが助かる計画を立てて十字架の焼き印の無い者を狩っていました。芹沢は鮎川を人質にとり小雪に指示を出しています。小雪は芹沢グループの主要メンバーだったのです。芹沢も小雪が自分の言う事を何でも聞くコマのように扱っていました。
小雪は芹沢の言う通り仲間をロープで縛り拘束しました。芹沢は小雪とハンナだけを連れて海上に出る気です。そのなかでもハンナは芹沢の食糧として連れて行くというのはグロいと私は思いました。たしかに芹沢は感染者なので傷を治すために人肉が必要です。小雪を食べる予定だと言うと彼が命令を聞かなくなる恐れがあります。芹沢にとって小雪はいつでも命を奪えるイージーな子分です。
仲間を拘束した小雪はスキをみてサイドスラスターのプロペラを作動させました。その風圧で芹沢は外へ吸いだされそうになっています。もし人間がプロペラを通ればミンチになってしまうのです。今回はロープでの拘束が固定となり命綱となりました。拘束されていない芹沢、小雪、ハンナだけが吸いだされそうなのです。
サーベルを持った外国人男性の十字架狩りのおかげで芹沢をミンチにすることができました。その外国人もすぐに水の中へ帰っていきました。彼には奥さんがいて彼女の元で最後を迎える気だと思われます。この外国人も人を殺し過ぎたために救助を拒んでいると私は思っています。