滝川の死と発症について考えさせられました。
後部タンクを操作しに行った滝川は作業を終えて気を失いました。これは長時間潜っていたため酸欠で失神したと思われます。私はこのまま滝川が死ぬのだと思いました。ただ気になるのは彼が感染していることです。通常のゾンビ作品では生きている者が感染するとキャリアになります。キャリアは時間経過で発症する場合もあります。また、死亡した後に発症してゾンビになるケースもあります。この作品では生きている間に時間経過で発症するケースが描かれていました。宮村などはなかなか発症しなかったため個人差があるようです。問題なのはキャリアが発症せずに死亡するとどうなるのかということです。死亡で発症が早まり殺人者として復活するケースを私は考えてしまいました。そうであれば滝川は溺死により発症して復活できるのです。ただ発症した滝川は無差別に人を襲う殺人鬼になってしまうのが難点です。
滝川の体内に入った寄生虫の生死も考えさせられました。寄生虫が死ねば殺人鬼は発症しなくなります。もし滝川の酸欠で寄生虫が死ねば蘇生後にゾンビ化は無くなります。浸水した船内でおぼれた滝川が蘇生できる可能性はないのでナンセンスですが理論的には可能です。ただ寄生虫が酸欠に強い場合はそのルートも無くなります。