意外な人物が生き残っていました。
水に落ちた春日はダクトから上がってきました。しかしそこへ偶然通りかかった安西が彼を発見します。安西は元芹沢グループで春日に寝返りました。しかし彼女は春日の利己的な目的を知ります。安西は春日に対して復讐を開始しました。春日は謝罪などをして再び安西を味方にしようと必死です。しかし今度はだまされないとばかりに安西は春日の顔面に放尿をします。そして彼女は油をまいて火をつけて立ち去るのでした。
春日が出れずに困っていた金網に近づいたのは縞田でした。縞田は車いすの同級生で早い段階で死亡したと思われていました。しかし足が治っていることから彼は感染者として生き延びていたのです。縞田は春日と行動を共にしていましたが彼に置き去りにされました。縞田はそのことは恨んでいないと言いつつも春日の行いは問題だと言っています。そして春日のいるダクトの金網を開けず、自分も逃げずにその場に座り込みます。火災がひどくなってきた結果、春日はたぶん溺死して縞田は焼死ということです。
ひとつ疑問に思うのは殺人者が感染者を見分けて襲わないということです。縞田の例では殺人者はひと噛みしただけで感染したことを見分けて襲わなくなっています。つまり殺人者の集団に襲われても最初にひと噛みされればそれ以上噛まれないことになります。