冒頭の谷川岳の死者数の話が印象的でした。
有名なエベレストなど険しい山の死者数の合計よりも日本の山の死者数が多いという話です。つまり数値からも日本の山での事故が多いということになります。ここでなぜという疑問がわくのですが答は描かれませんでした。天候が変わりやすいのか、登りやすく迷いやすいのか色々と想像しました。
しらび山の山頂で社長が出てくると、この登山が社員研修だということが分かります。これは薬害でトラブルを起こした藤谷製薬が社員の団結を計るための研修だったのです。
社員たちがテントで寝ていると獣の影が動きました。そしてテントの外では大猿が刃物をもって歩いているショッキングなシーンがありました。私はこの猿の形が独特だと思いました。普通、人間より大きい猿と言えばゴリラが考えられます。しかし顔はゴリラよりも子ザルに近い形です。さらに頭部が大きくアンバランスな怖さを感じました。
テントの外ではすでに騒ぎになっていて社員数人が惨殺されていました。顔面を大きな刃物で切られたような跡から先ほどの大猿がやったものだと思われます。切られたのはひとりふたりでは無いので時間がかかっているはずです。しかし叫び声の描写が少なく謎は残りました。寝込みを襲われたとすればテント内で発見されるはずなのに、それも気にかかります。とはいえ衝撃的な展開にまずは驚かされました。