怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


彼岸島第7話の感想とあらすじ

吸血されたケンの様子がリアルだと感じました。
謎の美女の正体を確かめに行った明やケンたちでしたが、グラサン男に気づかれたため逃げていました。祭りの雑踏をバラバラに逃げた明は男に追い詰められ絶体絶命の状況です。グラサン男が人間でないという恐怖に凍り付いた明は動けなくなりました。そこへケンがバットで助けにきます。実は白髪だったグラサン男はまだ正体が判明していないのです。私はこの吸血鬼らしき謎のモンスターの怖さが際立つ描写が素晴らしいと思いました。白髪男は美女と仲間のようですので明には手荒なことはしないはずです。しかし彼は今まさに明に噛みつこうとしています。この時点で矛盾した行動も白髪男の恐怖を増幅していると思いました。
助けに入ったケンが白髪男に噛まれました。この時の一連のケンのステータス異常が秀逸です。まず彼はバットを落としクチをパクパクしています。そしてケンは一気に力が抜けて、もがくこともできず失禁しました。白髪男は吸血した瞬間に麻酔薬のようなものを注入しているのではないかと私は思いました。ここで吸血鬼を野生動物と考えると納得できました。吸血鬼が人間を狩るときは反撃されるリスクもあります。特に吸血している時は接近しているので人間が隠し持った武器が怖いのです。そこで一気に麻酔をかけるような仕組みが牙にあると安全です。

彼岸島第6話の感想とあらすじ

お祭りの雑踏が良い雰囲気を出していると思いました。
謎の女の泊っているホテルに忍び込んだケンたちは気づかれたため逃げようとしていました。しかし明が逃げ遅れてグラサン男に足首をつかまれてしまいます。その時、明はポケットから落ちそうになった財布をつかむために片手を放してしまっています。この思わずやった普段の行動はリアルだと感じました。命を失う危機的状況であっても財布を落とさないようにするという行動は、反射的に出てしまうのです。
ケンがバットで殴りビル外へ逃げますがグラサン男は追ってきました。この男の異常な体力はすでに人間を超えています。さらに男は明とユキを追って雑踏を抜けました。ケンは人込みに紛れて逃げようとしていますがあまり意味がないものだと私は思いました。バッチリ顔を見られているケンたちですから後日、男の復讐を受ける可能性が高いのです。特に明は男に兄の免許証も持たれていたので顔と名前が知られていると思われます。しかしとにかく現在の男の追跡をかわすため人込みへ入ったものと解釈できました。
グラサン男は犬の体を噛みちぎりました。この行動の意味は不明ですが威嚇行動だとも取れます。また体力を回復するために犬の血をオヤツ的につまんだ可能性もあります。あるいは犬が吠えると人が集まるので静かにさせる強引な方法であるとも考えられました。雑踏の中のエアポケットのような空間での戦闘は楽しみです。


彼岸島第5話の感想とあらすじ

花火の劇的なシーンが緊張感を高めました。
ケンと明は幼なじみを集めて謎の女の宿泊場所へ向かいました。途中でユキも後を追って隣のビルの屋上まできます。そして隣のビルから女の809号室のベランダへ乗り移るシーンになります。ここではユキが手を少し擦りむいて血をなめるコマや、明がタバコを落とす場面が印象的です。とくに明は寝タバコをしていてタバコは現状にスネたことを表すアイテムだと感じました。そのタバコが屋上から下へ落ちる場面では何かスッキリとした爽快感も伝わりました。ここでのビル間は難なく乗り移ることが出来る距離感ですが、ミスをすれば命を失う緊張感も読者に印象付けていると思いました。
ケンと明と加藤がベランダへ乗り移り中の様子をうかがっています。部屋の中ではグラサンの男が謎の美女の首筋を吸っているような光景が見えました。まさか本当に血を吸っていると思った瞬間、外では祭りの花火が大きな光と音を出します。この瞬間、部屋の中よりベランダが明るくなり気づかれたと思いました。この劇的な花火の直後に男が窓ガラスを破って加藤の首をつかまえました。しかしケンがバットで男を殴り逃走しようとします。そもそも悪いのは忍び込んでいるケンたちですが、グラサン男の手法も常識を超えたやり方です。ここまでの静と動の流れはとても楽しめました。