怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


彼岸島第10話の感想とあらすじ

明の妄想と現実が入り混じる場面が印象的でした。
ケンが背後から頭部を攻撃してようやく吸血鬼は絶命しました。謎の美女は男の血は猛毒だと言ってその後の西山への処置も適切に行っています。傷口などから吸血鬼の血が入ると感染してしまう所はゾンビと同じだと思いました。
男の死体の髪の色が黒に戻っているシーンはすっかり騙されました。明たちは人違いで別人の頭を割ったと考えたのです。吸血鬼は頭髪が白くカツラで黒く見せていると思い込んでいました。しかし敵は髪の色を変える特徴を持っているということでした。もし人違いであるとすれば通行人の命を奪ったことになります。ケンたちに殺害容疑がかかり吸血鬼はまだ退治できていない最悪な状況が出来上がってしまうのです。そのストレスが原因なのか明は男が生きていた幻覚を見てしまいます。読者としては明の視点で男の姿を見るので恐ろしかったです。ただ一粒で何度も恐怖体験を味わえるというのはホラー作品を読む者にとってはありがたいことです。
ケンが素早く男の遺体をトランクにつめて山へ埋めに行くというのは驚きました。彼は若干オラついた所もありますが常識人だと思われます。しかし迷うことなく遺体を隠蔽しようとした手つきは手慣れた感じすら受けてしまいました。



彼岸島第9話の感想とあらすじ

白髪の男の視力の描写が魅力的でした。
工場に逃げ込んだユキを追って明たちが集まってきました。なんとかユキを救うため明が工場に入り敵をおびき出そうとしています。吸血鬼は血の匂いに反応して獲物を探すということが分かっています。目はあまりよくないので特に暗闇では物が見えにくいようです。工場内に入った明がナットを拾おうとしてしゃがんだ瞬間に背後を吸血鬼に取られる場面は魅力的です。かなり接近しても明が見えずうろつく男の行動はスリリングでした。ひとつ気になったのは白髪男がグラサンをかけていたことです。もし目が見えにくいのであればサングラスをかけるとさらに見えにくいという矛盾を抱えてしまいます。もしかすると男は視力が悪いのではなく光に弱いのではないかとも思いました。
明が工場に入りケンとメガネの西山が外で待ち伏せすることになりました。私は最初、戦うのなら人数が多い方が良いと考えました。つまりケンと西山も内部に入れば良いと思ったのです。しかし考えてみれば彼らは地元民ですから地理に詳しいことになります。この工場のあたりの状況から待ち伏せしたほうが良いと考えたのだと思いなおしました。たとえば出入り口が自販機の所だけの場合、ユキが先に外に出て、敵がそれを追っていくと明たちと入れ違いになってしまいます。ですから外で待っていることも重要なのです。

彼岸島第8話の感想とあらすじ

吸血鬼の表情がなぜ怖いのか分かり楽しめました。
絶体絶命の明を救ったケンは白髪の男に噛みつかれました。そこへ謎の美女が薄着で現れ刃物で対抗しました。この美女は元々白髪の男と共に行動していて仲間だと思われていました。しかし男を刺した美女はどちらの味方か分からなくなりました。この二転三転する面白さが作品の魅力につながっていると感じました。
美女の話では血を吸われただけでは吸血鬼に感染しないということです。男の血液が入らなければ感染しないということからこの美女がまだ吸血鬼ではないことが予想できました。たしかに美女の首筋には傷があり血を吸われたものだと思われます。しかしそれだけで彼女を吸血鬼だとは判断してはいけないのです。
白髪の吸血鬼は目が赤黒く独特の怖い表情をしています。その恐怖の理由は彼の笑顔だと分かりました。彼が襲い掛かる際には笑顔だったのです。これから獲物を狩る状況で笑顔なのですからハンティングは楽勝であり確実だという意味です。あるいは結果にこだわらず狩りは快楽であるという意味にも取れます。ケンたちの嫌悪感のある表情の対比で白髪の男の笑顔が怖かったです。
女は自分の首筋の傷のテープの開閉で吸血鬼をコントロールしていることが分かりました。敵は血の匂いでターゲットを追跡するのです。手を擦りむいていたユキに危険がせまる展開はハラハラしました。