怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


モンキーピーク第31話のあらすじと感想

八木兄妹の不気味さを感じる話でした。
中岳小屋にたどり着いた田中の話から早乙女が生きていたことを皆が知りました。宮田グループを早乙女が追って行ったことを知った八木兄妹は不気味な笑みを浮かべています。時間的に通称カニ歩きと呼ばれる崖の難所に差し掛かっていることを彼らは想像しています。私はちょっとこの兄妹は酷いと思いました。他人が難所で死にそうになっていることを楽しんでいるかのようです。一応、兄妹は宮田たちが出発するのを警告しました。しかしどう考えてもカニのチョキチョキは心が無いと思うのです。この兄妹の妙なノリが登山の熟練者ゆえのものか、個人的な性格かは不明です。
挟み撃ちにされた猿は鎖につかまりブラブラしました。反動で下に降りれそうな場所まで移動する気です。ここで猿がこのカニ歩きを自在には動けないことが判明しました。もしジャンプで行けるのならば鎖を利用したりはしないからです。
早乙女が石を大量に入れた服を鎖に通して落としました。鎖づたいに服が落ちれば必ず猿に当たるという攻撃です。しかしこれが猿に当たれば落下した猿ごと下の岡島まで落ちてしまう危険もあります。とはいえモタモタしていれば猿が足場を確保して岡島の命が危ないことは確かです。またここで猿を逃がせば再び奇襲されることはすぐに想像できました。

モンキーピーク第30話のあらすじと感想

岡島というキャラクターが強く印象に残りました。
中岳から先に進んだ宮田グループに猿が追いつきました。しんがりの長谷川はすでに猿にやられたようです。鎖のある難所では宮田を先頭に女性の林、鼻の穴の大きい岡島という並び順になっています。ここでの見どころは岡島のパニック状態です。猿に追いつかれそうになった岡島は自分の持っている鎖を強く引きました。何度も鎖を引くと猿の体制が崩れて足止めになります。しかし岡島は自分たちの鎖も引かれて先頭の宮田が動けなくなることも分からない混乱状態に陥っています。ここで岡島が恐怖のため危険な行動をしてしまいました。見た目の印象を裏切らないイケてない岡島は今回の見どころです。
岡島が鎖を何度も引っ張ったので一部の固定器具が抜けました。そのせいで次々と器具が抜けて宮田たちは滑落しそうになります。このあたりの鎖の固定器具の描写は分かりづらく残念でした。器具の形が同じなので一個の器具が何度も抜けそうになったとも読めました。ただ結果としてはサバイバル作品ではよくある蜘蛛の糸状態なので想像で補うことは可能です。
少し不思議だと感じたのは猿が鎖を持って渡ろうとしたことです。登山道関係なしに移動できる猿が人間用の鎖を持つ必要があったのかは疑問です。恐怖を与えるためわざと鎖を使ったとも思えました。


モンキーピーク第29話のあらすじと感想

宮田の革靴問題が色々と面白いと思いました。
中岳山頂まで登った早乙女と田中さんは革靴の足跡を発見しました。革靴を履いてきたのは宮田だけなので彼が先に進んでいることが推測されます。ここでポイントになるのは足跡についた血の跡です。早乙女は猿の血だと一発で見抜いています。なぜ血が猿のものだと分かったのか私は不思議でした。しかしよく考えてみると大量の血液が宮田の靴跡に付いているのは不自然なのです。もし宮田グループの誰かが血を流しているのならばすぐに止血されているはずです。そしてかなりの量の血の跡だとすれば人間のものではないことが予想されます。もし人間のものであると近くに遺体がないのはおかしいからです。それらを総合して早乙女は猿が宮田を追っていると考えたと思いました。
コミカルだったのは宮田が革靴で苦しんでいるシーンです。宮田が足を痛めて体力も奪われているのはシリアスなのですが追ってきている早乙女が裸足なのです。宮田が革靴に苦戦しているのに早乙女が野生児よろしく靴も履かずにグイグイ追いつこうとしているシーンは少し笑えました。
足場の悪い場所で猿の黒くモシャモシャした後ろ姿が見える場面は鳥肌ものでした。山道に閉じ込められた密室のような場所での怖さを再認識させる展開です。