怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


モンキーピーク第17話のあらすじと感想

社長の死に際に騙されました。
前回ミカンの缶詰を毒見した社長は苦しみだした直後、笑顔を見せました。私はこれを読んで社長のドッキリではないかと勘違いしてしまいました。つまりミカンの缶に毒は無く、社長が演技で苦しんだフリをしたと思ったのです。直後ドッキリの種明かしとして社長がニッと笑ったと思い込んでいました。しかし今回その続きが描かれていて社長は絶命してしまいました。要するに社長は青酸カリで苦しんでいる最中に社員たちに笑えと最後の言葉を言ったことになります。
山小屋で一夜を明かすことになった社員たちは正面玄関を開けておくことにしています。猿の侵入の危険がありますが放火から逃げることを優先した対策です。完全に閉じこもって外部から侵入できなくすれば時間経過で救助が来ます。そうなれば猿は目的を果たすことが出来なくなるのですから、多少荒っぽいやり方をしてくることは予想されます。作品内で指摘があったように猿が小屋に外から火をつける事も考えられます。夜間に小屋で火事があれば救助地点が把握しやすくなり猿は不利になるかもしれないと思いました。さらに火災で明かりが出来て夜間でも防御しやすくなるというメリットも考えられます。火災のパニックで逃げ遅れた者は死亡しますが、生き残った者はそのまま救助されるのです。

モンキーピーク第16話のあらすじと感想

毒見シーンはかなり楽しめました。
小屋の外ではまだ猿がいる状況です。先ほど社員が弓矢で亡くなったばかりですが彼らは車座で毒見を開始します。ここで不安になったのは外からの攻撃です。まず見張りを立てたり窓に目隠しをしたりすべきだと思いました。それをしていないのならば内部の安全地帯を見つけたことになります。つまり山小屋の構造上、外から見えない区画があるのです。たとえ猿が窓から中を見ても死角になる場所を確保して全員で集まっていると考えられます。そうだと解釈しても猿が窓からそっと入ってくる可能性もあります。だとすると疲労のあまり社員たちの判断力が低下しているとも考えられます。
私は缶詰めに毒を入れるのは難しいと思いました。もし缶詰に細工しても毒が効くまでの時間も大事です。もうすぐ救助が来て彼らは病院に運ばれると予想できます。それは猿も分かっていて遅効性の毒では間に合わなくなってしまうのです。遅くとも数時間で効果が出始める速攻性の毒のみを警戒すべき状況だと分かりました。
早乙女が桃缶、社長がミカンの缶を毒見することになりました。2種類のうちの1種類に毒が入っているという前提です。しかし私はこの前提は甘いと感じました。ランダムに毒を入れているケースもあるからです。

モンキーピーク第15話のあらすじと感想

まず中岳小屋に食糧が残されている事に驚きました。
安斎は冷静な男で頭もキレます。その彼が小屋の水や食糧には毒が入っているかもしれないと強く警告しました。猿の目的は社員全員の殺害です。弓矢で撃つ者を選んでいる可能性はありますが、パニックになった集団は誰が滑落してもおかしくはないと思います。ですからやはり猿は社員の全滅が狙いだと考えるのが自然です。その目的のためには毒により一気に多数の命を奪うことが理にかなっています。
結局電話も発見できず最悪の状況にも思われますが望みはあります。ふもとの宿の者が彼らの遭難に気づき救助を要請するのは時間の問題です。遭難が長引けばそれだけ救助を受けやすくなります。そしてこの山小屋はシェルターとして使えるということです。水を飲めなければこれ以上移動することは難しくなります。しかし小屋でじっとして救助を待つのは水無しでも可能性があります。猿から身を守るのは野外ではなく小屋の中が最適です。
私が予想していたのは猿が食糧を廃棄していることでした。しかし缶詰などが残されていて水も少しはあるようです。この食糧は猿の準備時間が足りなかったので残されたのか、毒トラップのためか迷うところです。