怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


彼岸島第104話の感想とあらすじ

帝国陸軍の活動が資料により明らかになりました。
陸軍の五十嵐部隊は島の風土病を研究するために渡ってきました。村人の抵抗を強引に押さえて部隊は神社に向かいます。そこには雅の吸血鬼一族が住んでおり陸軍は彼らを徴兵しようとしました。不死であるとされる吸血鬼を研究して最強の兵士を作ることが五十嵐軍医の目的でした。たしかに吸血鬼は頭を潰さない限り何度でも復活します。もし吸血鬼部隊ができれば銃弾が怖くないのです。頭部はヘルメットで守れば銃弾の中を死者を出さずに進軍することができます。
一族の男は徴兵を断り暴れましたが軍は銃で対抗しました。頭部を潰さなければ復活する吸血鬼に対して銃がどこまで有効かが描かれています。陸軍は銃で吸血鬼の手足を蜂の巣にしました。すると彼らは動けなくなりピクピク状態になります。この状態からでも時間をおけば再生すると思われますがとにかく動きは止まりました。そのスキに監禁場所へ運んでしまえば良いのです。ここでは吸血鬼であることが仇になってしまっています。もし軍医が吸血鬼を生け捕りにしたいと考えれば攻撃を躊躇するはずです。しかし吸血鬼は不死なので頭部意外はどんどん撃てることになります。五十嵐部隊はかなり有能で事前に下調べが完璧であることが分かりました。部隊は吸血鬼の生態や弱点を詳細に知っているのです。もしかすると軍を手引きした村人がいるのではないかと私は疑っています。

彼岸島第103話の感想とあらすじ

衝撃的な事実が次々と明らかにされて話は一気に進みました。
青山冷は調べた資料を出し明たちに雅の素性を説明しています。雅は彼岸島の吸血鬼一族のひとりだということです。雅の一族は遺伝により吸血鬼を継承していました。しかしいつからか人間に感染させて命を奪うようになっていったのです。やはり雅と他の吸血鬼には差がありました。
彼岸島では六百年前から雅の一族を崇める信仰がありました。当時は雅一族と村人は良好な関係を築いていたことに驚かされました。しかし考えてみればたしかにこの共生関係はありうると私は思いました。村は食糧や血液を提供します。そして雅一族は宮司をつとめながら儀式と快感を村に与えていたのです。村人は吸血鬼の不死や再生能力に魅力を感じていたと思いました。
資料によると島に帝国陸軍が上陸した時からおかしくなったということです。陸軍の五十嵐部隊が吸血鬼の風土病を生物兵器に利用しようとしていたのでした。雅一族の吸血鬼ウィルスが簡単に人に感染するとすれば強力な兵器になると思われます。例えば敵の捕虜に感染させて送り返します。その兵士がまわりに感染させて敵部隊を全滅させるのです。一定期間人間の血を吸わなかった吸血鬼は邪鬼になってしまいます。暴れる邪鬼によるパニックのうちに敵部隊は壊滅するのです。


彼岸島第102話の感想とあらすじ

青山冷の心情がていねいに描かれていて見入ってしまいました。
師匠グループと再会した冷は明からこれまでのことを教えられました。最愛の篤が亡くなったと知った冷は吸血鬼を倒すために明たちに協力することになりました。これまで冷は明グループを島におびき寄せた張本人ということもあり信用できない女でした。家族を人質にされていたとはいえ冷は汚い仕事に手を染めていました。しかし冷が篤のことを想っていたことが判明して立場が明確になりました。彼女は篤のかたき討ちをするために打倒雅の気持ちを新たにしたのです。ケンたちもそれを理解してこれまでのわだかまりを捨て、タバコひと箱で仲直りをした感じです。
この廃校には水道も立派な体育館もありました。そして島には大きな病院もあったのでなかなかの大きな土地であることが推測できます。ただ島の港周辺の村人がほとんど吸血鬼であるというのは違和感が残りました。誰も来ないような小さな村ではないのですから人の交流はある程度しているはずです。たとえばインフラ修理や役所などは村の者だけではできないように思いました。もしかすると冷のように吸血鬼に協力して表むきの対応をしている人間がいるのではと考えられます。
体育館の篤の書斎には雅の写真がありました。それは明治時代にはすでに雅が存在していることを示しています。和服の武士や洋服の男とともに集合写真を撮っている雅は不気味でした。私が少しほっとしたのは写真の男たちが吸血鬼だということです。感染後なら雅の支配下ですので写真ぐらい一緒に撮っても不自然ではないと安心しました。