怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


彼岸島第57話の感想とあらすじ

ポンが明を責めるのももっともだと思いました。
亡者になったポンは意識が残っていることが分かりました。そのためポンは明と会話することが可能です。再開したポンは明を責めたてました。屋敷で拘束されている時にポンを円の中に入れて吸血鬼に差し出そうとしたからです。しかし明は何もしておらず加藤や西山がポンを円に入れたのです。ただ明が傍観していたことは確かです。ポンは何もしなかった明も同罪だと考えています。そしてポンが逃げた時も後を追わなかった件を責め続けました。本当はポンは皆に追いかけてきて欲しかったようです。
ポンはずっと亡者のまま森で虫を食らい住み続けると言っています。亡者は不死か長期間生きながらえるということです。ですから明たちが丸太でつぶさないとポンには苦しい人生が残されます。
ポンをつぶすのをためらう明を見て師匠は試練を乗り越えさせようとしました。篤が出て行って丸太でつぶすことは簡単です。しかし知り合いが亡者や吸血鬼になるケースは今後も起こりうることです。その時に明がためらえば生きてはいけないということになります。レジスタンスの仲間としてもそんな人間はのちのち足手まといになるだけです。ここでは幼なじみが亡者になった場合に即決してつぶせるかが求められています。

彼岸島第56話の感想とあらすじ

明が少しおかしくなっていると感じました。
全身が複数の顔に覆われている亡者の中にポンの顔を見つけた明は激しく動揺しています。ポンは明の幼なじみで島にも一緒に来てくれました。しかし屋敷に監禁されて、ひとり吸血鬼に差し出さなければならない時にポンが適当だという雰囲気になりました。ポンはその時から皆に不信感を抱き脱出時にひとり逃亡したのでした。そして人知れず吸血鬼に噛まれ亡者になっていたのです。
忍者風の男や師匠や篤は元ポンであった亡者も叩き潰せとせまります。亡者は人間には戻らず他の亡者を呼び寄せてしまうのです。そして噛まれて血液に感染すれば明たちも吸血鬼になってしまいます。ですから対処法としては丸太でつぶし焼くしかないのです。しかし明はポンを守るために亡者の前に立ちふさがりました。ここでは師匠の良い話が聞けました。これまで明が叩き潰していた亡者は元村人です。ということは師匠たちの知り合いばかりなのです。ですから今度は師匠が明の知り合いのポンを叩き潰すことに躊躇はしないと言っています。なるほど筋は通っていますが明としてはポンの顔をつぶすのを見逃すことはできないのです。この場面の明の心情を思うと苦しくなりました。


彼岸島第55話の感想とあらすじ

明の懸念が当たってしまう場面は考えさせられました。
コーンのつぶつぶのような亡者は仲間を引き寄せる性質があります。この全身複数の顔のような亡者は切っても死なず、つぶして焼くしかないのです。寺では総出で集まってくる亡者に立ち向かいました。その場面で師匠の周りにいるのが7人でした。全部で8人と考えると明を除くとレジスタンスは篤を含めて7人です。まだ隠れているメンバーもいそうですが緊急事態に出てきた人数をおおよその総数ととらえることができそうです。彼らは7人ほどの少数でここまで生き残ってきたのです。
全身顔だらけの亡者たちが寺に侵入してきました。壁を破るほどの多数の亡者に寺は破壊されそうです。しかしメンバーたちは丸太でプチプチと顔をつぶしていきました。その過程で明は亡者の顔を観察していました。亡者になる前の村人の顔が残っているパターンもあるのです。ここで明はケンなどの仲間のことを心配しています。海で分かれてしまった彼らを明は置いてきてしまったのです。一応篤がレジスタンスに頼んで捜索隊を出してもらったようです。ですからメンバーはあと数人はいることになります。
明はもし仲間が感染した場合どうすべきか迷っています。吸血鬼になった仲間は亡者になってしまう可能性があります。亡者は雅の指揮下にも入らず忌み嫌われています。そんな明の心配が現実化してしまうシーンは本当に驚きました。