怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第2話の感想とあらすじ

宮本明と謎の女の不自然な出会いにドキドキしました。
明は商店街で酔って倒れていた謎の美人を介抱しました。その女の首筋には歯型のような二つの傷があり血が流れています。この時点で吸血鬼の被害者を連想させるわけですが、もしそうなら彼女も吸血鬼に変化してしまいます。そうなると次は明が危ないという不安感がずっと続きました。その後、明は友人の家のプレハブ小屋に女を入れてその後も何度か会っています。
プレハブ小屋の家主の息子である三村は街で美人を見つけ声をかけました。その美人は明と関係があるのですが三村は彼女の持ち物からそうであると見抜きました。なんとその美女は明の兄の免許証を持っていたのです。このあたりは同じ商店街の友人の兄ということで三村が覚えていたことは自然です。女を追いかけた三村は謎のサングラス男につかまり、あやうく殺されるところでした。この男の口からは吸血鬼のような牙が一瞬見えたことから美女の仲間であることが確定しました。
謎の美女が何者であるかは不明です。しかし明を探しにここまでやってきたことは確かです。それも明の行方不明の兄とのつながりがあるように思えます。もし明を殺しに来たのならプレハブに行く前にガブリとすれば済む話です。ですから美女とグラサンは明を兄の元へ連れて行く目的を持っているように思えました。

彼岸島第1話の感想とあらすじ

兄と弟の立場が異なり楽しめました。
まず丸メガネの兄の方は田舎の家屋で吸血鬼ハンターのようなことをしています。ある背広の男が吸血鬼に襲われそうになっている場面で兄は丸太を使っていました。この丸太は敵の頭をつぶすためのものです。頭部を破壊すると敵の動きは止まると兄は言っていました。この兄からは吸血鬼を倒した経験がたくさんありそうな雰囲気を感じました。彼は背広の男が血液から感染したことも見破りその後の処置も手慣れたものです。兄はホラー小説のような舞台で活躍していると理解出来ました。
弟の明は商店街の二階に住んでいます。やることといえば寝タバコと幼なじみのユキの裸を妄想するぐらいです。しかしユキは幼なじみのケンと付き合っています。明はユキに惚れているので離れたいのですが同じ商店の地元のツレから抜け出すことができない状況です。
うだつの上がらない明の特技といえば面白い話を創作して皆に聞かせることです。小説家志望のようなことも触れられているのでその腕は確かなようです。弟の明は平穏な生活の中で小説の内容を考え、兄のほうは小説のような奇妙な現実の世界で生きています。この兄弟の対比がまず面白かったです。同じ環境で育った兄弟なら同じような未来が待っていることが容易に想像できます。しかしこの兄弟はどこかで運命が分岐して正反対の世界へ進んだと解釈できました。

モンキーピーク第50話のあらすじと感想

猿側が文字で手紙をよこしたことは驚きました。
三ツ倉小屋で籠城することになった社員たちは見張りなどを立てて過ごすことにしています。しかし林は猿側と交渉すべきだと言い出しました。現在猿は遠くの丘のような場所から山小屋の様子を見ています。そしてその傍には長谷川らしき人物が日本刀を持って立っています。林はこの日本刀の男がいるうちに猿と交渉しようと考えたのだと思います。もし猿が日本語を理解しないのならば仲間の男を通してしか交渉できないことになります。さらに作戦立案など男が猿のリーダーだった場合は今、交渉しておくべきなのです。
交渉中に男は無言で手紙をよこしました。その際に林は腕をヤリで突かれて負傷しました。この場面で林の読みが当たったことが分かりました。無防備な林に致命傷を与えることはたやすいと思われます。しかし猿は腕を傷つけただけでした。つまり猿たちは最短距離で社員の全滅を狙っていないのです。ジワジワと社員を追い詰めることが主な目的ではないかと私は感じました。
手紙には日没までに二人だけ逃げることを許すという内容でした。これはある意味トラップです。グループ内で誰を逃がすか論争が始まります。全員が助かりたいので激しい争いがおこることが予想されます。そして逃げられる二人も安全は保障されていないこと、これを覚えておかなければならないと思いました。