怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第14話の感想とあらすじ

ポンの兄の拳銃が今後のカギになると思いました。
ケンたちが明の兄を探しに行くことになり、友人らを集めました。友人たちには卒業旅行としか言わずに現地で真相を話すつもりです。それにしても大人数で押しかければ村人がひるむとでも思ったのか私は安易な考えだとも思えました。武器らしい武器はポンの拳銃とケンの刃物、それにユキの弓ぐらいなものです。なんと武器は現地で調達するつもりなのです。
監視役のグラサン男はケンが倒してしまいました。ですから女ひとりで大人数の人間を村に誘い込んだ形になっています。村人は桟橋で待っており女を殴りました。すでに監視役が来ていないことなどから怪しまれている模様です。とはいえバケモノの獲物となる人間を運んできたことは確かです。明たちはしぶしぶ村に入ることを許されたと考えられます。
ある村を閉鎖的にしてそこでの惨劇が隠蔽されているという設定はホラーにはつきものです。そうでもしなければすぐに警察が介入して事件は解決してしまいます。しかし村であれば駐在所だけ丸め込めば何とかなりそうな雰囲気もあります。さらに長年にわたる人間関係から報復を恐れて密告者が出にくい構造になっていると思いました。





彼岸島第13話の感想とあらすじ

なかなか村に乗り込まない理由を考えてしまいました。
青山の提案で卒業式の後に吸血鬼の村に乗り込むことになりました。ケンたちは学校の仲間などを誘って大人数で押しかける気です。この作戦は危険ですが大人数であるということは失敗してもそれなりの効果は得られると思いました。つまり人数が増えるほどもし彼らが帰ってこなければ大ごとになってしまうのです。大ごとになれば警察が動かざる負えないという村にとっては最悪なことが起こるはずです。
通常のホラー作品であれば村に入る所から物語はスタートします。しかしこの作品は丁寧にその前の人間関係を描いています。それと同時に明の地元に現れた吸血鬼の恐ろしさを理解する時間を確保していると思いました。主人公が偶然村に入ってしまったのではなく、敵の恐ろしさを分かった上でその場所へ行く展開は熱いと思いました。
ケンたちが村に乗り込むということを盗み聞きしたユキは明を家に誘いました。この時のユキの真意は不明ですがケンが襲われている時に動けなかったと言っています。恋人が襲われても動けなかったユキは本当はケンを愛していないとも解釈できました。またはケンを守るように明にお願いをしているとも考えられます。明としてはユキがずっと好きだったのですから家に呼ばれて悪い気はしていないはずです。このユキと明の妙な恋愛感情を匂わすストーリーは魅力的だと思いました。


彼岸島第12話の感想とあらすじ

ケンと明の考えが違っていて楽しめました。
吸血鬼を埋めたケンたちは戻って美女に事情を聞くことにしました。女の名前は青山冷で自分の村を乗っ取られたと言っています。なぜこの青山が普段からセクシーな格好をしているかは疑問ですが、彼女は都会の生活が長いのだと感じました。彼女は都市部で仕事をしていて実家に帰省した際に乗っ取りに気づいたのだと思います。そして家族を人質に取られてグラサン男に監視されながら新たな標的を村に送り込んでいたということです。吸血鬼たちは警察対応もしっかりしていて絶対に村の秘密がもれないようによく考えられています。敵は相当頭の良い組織であると思いました。
青山冷は家族を人質にとられ脅されて協力していました。もし彼女が変な動きをすればグラサン男がすぐに村へ連絡してしまうのです。だから青山はしぶしぶ明たちを村に誘い込む作業をしていました。男を村に誘うには美女であることは有効だと思われます。そして青山はスキを見て家族を脱出させたいと思っていたはずです。そのチャンスが今回訪れたように見えました。監視役のグラサンを倒すほどの男たちを村に入れてバケモノ退治をさせるのです。ただ少し不安なことは結局青山の計画通りのことが起こっていることです。明とその友人を村に誘うことが青山の当初の目的だったのです。