氷室の自白が信用できるか迷いました。
猿が去った後、安斎は皆を殴りました。もし全員で協力していれば猿を倒せたかもしれない、ということです。そして佐藤は誰も縄をほどいてくれなかったと非難しました。猿の奇襲によってお互いが本音で話し合えるような雰囲気になったと私は思いました。共通の敵である猿の存在を意識した時、嘘をつく必要性が無くなった気がしました。猿に対抗するために真実を共有して生き残るべきなのです。
安斎は取引によって氷室の自白をうながしました。氷室を解放して警察に通報しない条件で知っていることを話すよう求めました。その取引に乗った氷室が事の真相を話し出しました。私は氷室のこれまでの嘘から彼がまだ本当のことを話すかは微妙だと思いました。しかし交際費の使い込みを辻に知られたので殺したという話は説得力があります。さらに同じ経理の佐藤も口封じしなければならないという目的もまた理解出来ます。とはいえ佐藤としては自分を殺そうとした氷室を許すことはできないのです。少なくとももう氷室と同じグループとして行動することは無理だと思いました。
私が少しおかしいと感じたのは水泥棒の田中の動きです。田中は後から山小屋にやってきました。だから水の大切さを知らずに一本失敬してしまったというのは分かります。しかし犯人探しが始まってから彼は佐藤のカバンに水を入れました。氷室がそれを偶然目撃して佐藤を殺そうとしたのは都合が良すぎる気がしました。
猿が去った後、安斎は皆を殴りました。もし全員で協力していれば猿を倒せたかもしれない、ということです。そして佐藤は誰も縄をほどいてくれなかったと非難しました。猿の奇襲によってお互いが本音で話し合えるような雰囲気になったと私は思いました。共通の敵である猿の存在を意識した時、嘘をつく必要性が無くなった気がしました。猿に対抗するために真実を共有して生き残るべきなのです。
安斎は取引によって氷室の自白をうながしました。氷室を解放して警察に通報しない条件で知っていることを話すよう求めました。その取引に乗った氷室が事の真相を話し出しました。私は氷室のこれまでの嘘から彼がまだ本当のことを話すかは微妙だと思いました。しかし交際費の使い込みを辻に知られたので殺したという話は説得力があります。さらに同じ経理の佐藤も口封じしなければならないという目的もまた理解出来ます。とはいえ佐藤としては自分を殺そうとした氷室を許すことはできないのです。少なくとももう氷室と同じグループとして行動することは無理だと思いました。
私が少しおかしいと感じたのは水泥棒の田中の動きです。田中は後から山小屋にやってきました。だから水の大切さを知らずに一本失敬してしまったというのは分かります。しかし犯人探しが始まってから彼は佐藤のカバンに水を入れました。氷室がそれを偶然目撃して佐藤を殺そうとしたのは都合が良すぎる気がしました。