怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第81話の感想とあらすじ

明の感染が心配になってしまいました。
頭部を下げた邪鬼に対して明は縦に切り込みました。顔面を縦に切り付けると口から兄の篤がはい出します。これは邪鬼が痛みでクチを開いたスキに篤が脱出したと思われます。明の切り込みは少し浅いかなと思いましたがそれには理由があるはずです。まだクチの中に篤がいるため深く切断すると兄まで切ってしまいます。そこでまずは顔面を縦に切って痛みを与えたのです。事実、篤が脱出したあと明は狂ったように邪鬼の頭部を滅多切りにしました。
明は邪鬼の頭を丸いスイカのように半分に切りました。これで頭部の破壊となり邪鬼の動きは停止しました。しかし心配なことが少しあります。篤は邪鬼や吸血鬼を倒す際には雨合羽とマスクとメガネという姿でした。これは敵の返り血を浴びると感染の危険があるからです。バケモノの血が目や口や傷口から入ると吸血鬼ウィルスに感染します。ですから篤は細心の注意を払っていました。しかし明は軽装です。何度も壁にたたきつけられた明は傷だらけであると考えられます。その明が邪鬼を滅多切りにしたのですから返り血をザブザブ浴びているのが自然です。すでに明はポン亡者との戦闘もこなしているので感染は確実だと思いました。
師匠と里の者の隠れ場所まで明たちは追いつきました。明たちが邪鬼を足止めしなければ里の人間は逃げきれなかったはずです。そんな明たちを出迎えた中にユキがいます。ユキはフラフラの明に対して高めのタックルを強烈にかましました。ユキはケンの彼女ですが明を想っていることを匂わす描写もあります。

彼岸島第80話の感想とあらすじ

明と巨大邪鬼の決戦は臨場感があり楽しめました。
加藤に投げてもらった日本刀を手にした明は居合の構えをしています。これは明が巨大邪鬼との決戦を望んでいるからです。邪鬼の方もダメージが蓄積してきています。さらに邪鬼は捕虜にしていた里の人間を追跡する役割もあると考えられます。ですから戦闘が長引けば里の者はさらに遠くに逃げてしまいます。邪鬼としては素早く明たち足止め部隊を倒して追跡に向かわなければならないのです。それにしてもここまで吸血鬼の増援が来ないのは不思議に思いました。増援が来れないほど港から離れている場所なのだと思われます。
最初に動いたのは邪鬼の方でした。邪鬼は右手で明を押しつぶそうとします。しかしそれを充分に引き付けた明は刀で邪鬼の手首を切断しました。これは勢いの付いた手の部分がそのまま明の方へ飛んでくる場面です。しかし明はノーダメージでしたので切断と同時に体をかわしていたのだと思われます。明は師匠との修行の成果を存分に発揮することができました。
ようやく邪鬼の頭が地面に倒れてきました。いかに明の日本刀が鋭くても届かなければ切れないのです。邪鬼の頭が下がったことで頭部切断の準備が整いました。少し気になるのは吸血鬼は頭部を完全に破壊しなければならないことです。大きな頭部を切断できたとしてそれを完全破壊する方法が心配になりました。

彼岸島第79話の感想とあらすじ

明のカウンター攻撃が楽しみです。
日本刀を取りに行った加藤は勇気を出して邪鬼の背後にまわりました。そこには数本の刀が残っていましたが長いものという明の注文があります。加藤がふと地面を見ると使われていない長めの刀が落ちていました。その刀を彼は明に投げてよこしました。ここで加藤は信じられないような肩の強さを発揮します。なんと彼は邪鬼の上を通して刀を投げたのです。この肩の強さは加藤の特殊能力であるとも思えました。人には何かひとつは才能があるのだということになります。
邪鬼は明が刀を持つと舌を伸ばしてそれを奪いに来ました。この舌は敵の武器を奪うのに好都合なのです。邪鬼は刀の怖さを知っており、まずはそれを舌で奪うことに決めているようです。しかし明は邪鬼の伸ばした舌を刀で切断しました。これであの厄介なベロベロを封じることができました。ただ舌を切ったとしても邪鬼の掌底や噛みつき攻撃は残っており、安心はできないと思われます。明が邪鬼を倒すには手足や胴体の太い部分を切断して敵の動きを封じるか、頭部を切断するしかないのです。
明はここが勝負所だと感じて居合の構えを取りました。彼は刀を鞘にもどして邪鬼が接近するのを待っているようです。そして邪鬼が噛みつきなどで近づいた瞬間に首を切り落とすのだと思えました。このカウンター攻撃が失敗すれば明もパクリとやられ宮本兄弟がクチの中で再会となるのです。