怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第83話の感想とあらすじ

邪鬼使いのゆがんだ性格が不快だと思いました。
師匠は遠回りをして隠れ里に帰ろうとしています。邪鬼は倒したのですからその道を帰れば近いのですが邪鬼使いの存在を師匠は恐れています。邪鬼使いとは雅から手ほどきをうけた吸血鬼です。雅は邪鬼の脳を支配してコントロールする術を持っていました。そのやり方を身につけた村人が何人かいて、彼らが邪鬼を操っている可能性があります。なるほど邪鬼の目を切りつけても明たちの位置を把握したのは他に指揮をする者がいたのです。それが雅ではないという理由は邪鬼が話しかけてこなかったことです。雅はなかなかのおしゃべり好きで邪鬼を遠隔操作した時は明たちに話しかけていました。今回のみ一切会話をしないのは不自然なのです。ですから雅の他にも邪鬼を操る無口な者がいることになります。
頭にブツブツのある吸血鬼の村人が邪鬼を操っていました。彼は巨大邪鬼に太郎と名付けて傷を修復しはじめます。修復といっても邪鬼の皮膚をはがし顔の切断面に貼り付けさせるだけです。太郎が全身パッチワークのようになっているのは皮膚のはりつけを繰り返したからであると思われます。この邪鬼使いは邪鬼を相当酷使していると考えられます。
人間を怖がるようになった邪鬼に言う事を聞かせる方法が明らかになりました。邪鬼使いは太郎の頭部に穴を開けて手を突っ込みました。そして太郎の脳を素手でモミモミし始めたのです。邪鬼の脳には痛覚があるらしく太郎は激痛に苦しみました。モミモミする痛みの恐怖で太郎は支配されていたのです。

彼岸島第82話の感想とあらすじ

ほんわかエピソード満載でした。
巨大邪鬼との戦いが終わり明と篤、加藤は里の者と再会しました。その時、加藤の守ってきた赤子が急に泣き出します。ケンは赤子が脱糞したので加藤におしめを変えろとせまりました。そんなケンに対して加藤が急に怒り始めます。今までは邪鬼との戦闘で生きるか死ぬかでした。ですからようやくホッと一息つき日常的な感情が戻ってきたと思われます。加藤は逃げ延びた里の者に向かって赤子を見捨てた親は誰だと怒っていたのです。運よく生き残っていた母親が名乗り出ました。彼女は加藤の抱く赤子をラグビーボールよろしく奪い返しました。あまりにも失礼な奪い方に加藤は腹を立てましたが母親は礼を言うばかりです。母親の泣き顔と赤子の笑顔を見ていた加藤は思わず怒りを忘れてホッコリしてしまいました。
母親がおしめを代えるのを観察していた明にユキが忍び寄ってきました。するとユキは明の胸に軽い頭突きをかまします。明はドキドキしてしまいますがユキは意外にも自分の母親との話をはじめました。ユキは小さいころに泣いていると母親がアップルパイを焼いてくれたというのです。突然のホンワカ話に明が戸惑っているとユキは元気を回復して泣き止みました。これはせまい岩場の中での場面です。当然ユキの彼氏であるケンもその光景を見ていると思われます。ユキと明の良い雰囲気をケンが察しているとしたらこの先の展開がどうなるか楽しみです。

彼岸島第81話の感想とあらすじ

明の感染が心配になってしまいました。
頭部を下げた邪鬼に対して明は縦に切り込みました。顔面を縦に切り付けると口から兄の篤がはい出します。これは邪鬼が痛みでクチを開いたスキに篤が脱出したと思われます。明の切り込みは少し浅いかなと思いましたがそれには理由があるはずです。まだクチの中に篤がいるため深く切断すると兄まで切ってしまいます。そこでまずは顔面を縦に切って痛みを与えたのです。事実、篤が脱出したあと明は狂ったように邪鬼の頭部を滅多切りにしました。
明は邪鬼の頭を丸いスイカのように半分に切りました。これで頭部の破壊となり邪鬼の動きは停止しました。しかし心配なことが少しあります。篤は邪鬼や吸血鬼を倒す際には雨合羽とマスクとメガネという姿でした。これは敵の返り血を浴びると感染の危険があるからです。バケモノの血が目や口や傷口から入ると吸血鬼ウィルスに感染します。ですから篤は細心の注意を払っていました。しかし明は軽装です。何度も壁にたたきつけられた明は傷だらけであると考えられます。その明が邪鬼を滅多切りにしたのですから返り血をザブザブ浴びているのが自然です。すでに明はポン亡者との戦闘もこなしているので感染は確実だと思いました。
師匠と里の者の隠れ場所まで明たちは追いつきました。明たちが邪鬼を足止めしなければ里の人間は逃げきれなかったはずです。そんな明たちを出迎えた中にユキがいます。ユキはフラフラの明に対して高めのタックルを強烈にかましました。ユキはケンの彼女ですが明を想っていることを匂わす描写もあります。