怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


モンキーピーク第68話のあらすじと感想

社員たちを見捨てない八木も、たいしたもんだと感心しました。
藤柴が落雷のため心停止を起こしました。八木の心臓マッサージと林の人工呼吸で藤柴はサクッと意識を取り戻します。藤柴は落雷による負傷も軽いらしくショックで心臓が止まっただけのようです。このとき藤柴と同盟を組んでいる飯塚は奇妙なことを考えていました。それはトイレから出てくるのが早すぎたという後悔です。飯塚と藤柴は猿の襲撃にそなえて佐藤に放火を命令していました。そして自らはトイレのタンクに隠れて救助隊が来るまで待つつもりだったのです。しかしヘリの音を聞いた飯塚たちはトイレから出ました。結果的にヘリは墜落して救助が遅れています。ですから飯塚はもっとトイレに隠れていればこのような落雷にも合わなかったと後悔しているのです。
八木以外は雨具を持って来ていないように読めました。思えば当初は軽いレクリエーションでしたので無理のない話です。しかし雨に濡れた体は急激に冷えてしまいます。ただでさえ疲労した体に低体温症はきついと思われます。すでに猿の襲撃とは無関係なトラブルが続出しています。疲労と食糧不足に加えて小屋が燃えたため動かず救助を待つという選択肢がなくなっています。じっとしていれば夜に猿の襲撃を受けることは明白だからです。八木は社員たちとは別の一般客です。ですから彼ひとりであればグイグイ自力下山することも出来たはずです。しかしパーティを見捨てない彼の男気は魅力的です。

モンキーピーク第67話のあらすじと感想

悪天候という問題は猿より怖いとも思えました。
社員たちと八木のパーティは二の峰への移動を開始しています。しかし天候が崩れて雷雨になってしまいました。八木は有能な登山者ですので天気予報を気にしていました。しかし彼もまた社員たちと同様に当初の予定よりも大幅に下山が遅れています。そのため天気予報を覚えていない様子です。なるほど、こういう時のために携帯ラジオが必要になるのだと私は思いました。
雷に対しては八木は相当の警戒をしています。隠れる場所の無い山中では人間に落雷するからです。そこで出来るだけ他の場所より低い所へ避難することになりました。この場面では集団で固まらないようにというアドバイスがありました。もし固まっていてそこへ落雷があると全滅するからです。全滅を防ぐためにリスクを分散するという発想は冷徹で恐ろしかったです。たしかに全滅すれば救助を要請する者がいなくなります。数人でも生き残れば下山して後から負傷者を救助することも可能です。
猿の姿がめっきり見えなくなりました。猿としても雷雨の中で襲撃することは危険です。以前議論があったように猿も自分自身の命を落とさないように気をつけています。猿が天気予報を聞いているかは微妙ですが物語開始直後とは設定が変わってきている感じを受けました。開始直後は猿は無言で人間を襲う野生動物のような雰囲気でした。しかし今は猿側の日本刀男と協力して手紙なども使いコミュニケーションを取ってきています。さすがに猿が文字を書くのは変ですので日本刀男と協力したという設定は必然だと私も思いました。

モンキーピーク第66話のあらすじと感想

猿の企みを見破った飯塚は、やはり頭が良いと思いました。
二の峰に進む一行に氷室が追いつきました。氷室は追放されていた社員ですが置いていくわけにもいかず、先頭を歩かせることにしました。氷室は反対方向に逃げていた所を猿と遭遇して追い返されたと言い訳をしています。社員たちがついさっき田中の遺体を見たばかりですので、氷室が生かされているのは妙な話です。氷室こそ猿側のスパイではないかと私は考えてしまいました。しかし飯塚は鋭く猿の意図を読み解きます。猿は負傷した氷室を本隊に合流させることで移動スピードを遅らせるつもりです。すでに早乙女など負傷者がいるのですが氷室はさらに歩行が遅いということになります。
飯塚のこの読みが正しいとすると猿側は社員チームのハイスピードを嫌がっていると考えられます。数人がダッシュで左のロープウェイに走っていくと猿は止められないのです。残された者は襲撃されますが数人は生還します。やはり猿は全滅を狙っているのです。そしてゆるやかな二ノ峰遠回りルートは間違いだったと私は思いました。ここは脱落者が出てもハイスピードで険しい場所を行くしかなかったのです。
ヘリが少ないことと宮田たちを見つけても無視していることは奇妙に感じました。もしかするとすでに田中の人質ビデオの内容が救助隊に伝わっている可能性があります。大規模に報道ヘリなどを飛ばすと犯人を刺激して田中の命が危ないと配慮した可能性があります。