怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第216話の感想とあらすじ

生きる目的を失った明の異常行動は印象に残りました。
明が天狗岩から戻ってみると村は壊滅していました。この村は吸血鬼の村になっていてそれをレジスタンス側の人間が取り戻した場所でした。しかし雅が送った邪鬼により壊滅させられました。明は師匠やケンなどがいないことを知ると取り乱します。明にとって最も大切なのは商店街の幼なじみチームとともに本土に帰ることです。つまりユキや加藤が死ぬと全ての前提が崩れてしまうのです。
レジスタンスの赤い旗を発見した明は自らの手首を切りつけて血を染み込ませました。明はケンたちがすでに死んでいると考えて自分も後を追う事を決めたようです。しかしその前に雅や吸血鬼に復讐するということです。その決意がこの赤い旗だったのです。
ヤケになっている明に対して紅葉があることを教えました。それは吸血鬼は人間を簡単には殺さないということです。ご存知の通り吸血鬼は人間の血を吸わないと邪鬼になってしまいます。ですから人間を拘束して出来るだけ長く血を吸っていたいのです。そうならばまだ加藤などが生き残っている可能性はあります。
私は紅葉という女性が西山のような知性を持っていると感じました。彼女はレジスタンスから行方不明になり死んだものと思われていました。しかし紅葉は吸血鬼集団の中で感染せずこれまで生きてきたのですから、なかなかの人物だと思いました。


彼岸島第215話の感想とあらすじ

雅は約束を守る男なのだと感心しました。
明の日本刀が雅の鉄扇を切断しました。そして刀は雅の頭部を切りつけました。通常の吸血鬼であれば頭部を破壊した時点で絶命します。しかし雅はタブーの同族の血を入れた男です。その結果、彼はスピーディな再生能力を手に入れました。この程度の切り傷では、すぐにブクブクと元通りに再生してしまうと思われます。つまり雅を倒すには一瞬で頭部を再生不可能なまで粉々にしてしまうしかないのです。ほぼ不可能だと思われる雅打倒ですが、501ワクチンを使う裏技もあります。このワクチンは雅の再生能力を抑制して一般的な吸血鬼のレベルまで落とすと考えられるのです。そうなれば頭部をチョイと切断するだけで勝てます。
雅は戦う前から明に約束をしていました。自分に一太刀でも入れることができればここから解放してやるとの約束です。その約束を雅は守り、明と紅葉を解放しました。明としては邪鬼に襲われている村へ帰って加藤などを助けることが優先するのです。私が考えたのは今が雅を倒す好機だったのではないかということです。雅は頭部を切られて鉄扇も破壊されました。周りに護衛の吸血鬼はいますが手練れには見えないのです。私は明が護衛を倒して雅にワクチンを注射すれば勝てたような気もします。



彼岸島第214話の感想とあらすじ

姫の再登場で一気に炭鉱の記憶が呼び起こされました。
師匠たちが制圧した吸血鬼村に邪鬼が襲って来ました。これは奇襲を予測した雅が放った刺客です。見たかぎりではプテラノドン的な中型邪鬼とパワータイプの首の無い中型邪鬼の二種類です。これらは以前に雅の村周辺で見たことのあるタイプだと思われます。しかしそれに加えて姫こと乳ムカデ系大型邪鬼も来ていたのです。この姫と呼ばれる邪鬼は炭鉱のボスでした。思えば姫は日光が苦手のため地下で生息していました。この地下の炭鉱世界は雅の支配が及んでいなかったように思えます。しかし現在では姫は雅の軍に入れられこのような仕事をしていることになります。雅は邪鬼を扱う術のようなものを持っているのです。
姫は村に着くや否や顔の長い邪鬼を食べ始めました。そういえば姫は目の合った者を捕食する習慣があります。それは邪鬼も例外ではなく目玉の邪鬼も食べられていたように記憶しています。姫はどうしようもなく高い戦闘力ですがその性質には弱点もあります。目を合わせなければ食べられることはないのです。ですから姫が接近したら目を閉じてやり過ごすという作戦が有効なのです。ただ私がここで心配になったのは姫のミルクについてです。姫は体に無数の乳を持ち、そこからはランダムにミルクを飛ばします。このミルクは強酸性で物を溶かしてしまうのです。ですから目を閉じているとミルクが避けきれないというジレンマもあります。