怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


モンキーピーク第74話のあらすじと感想

とうとう八木の真の目的が明らかになりました。
八木が遠回りをしたわけを話しました。彼は妹と称する女性を猿に殺されたため復讐を狙っていました。八木ほどの熟練者であれば社員たちを置いて一人ですぐに下山しようと思えばできたわけです。それをしなかった理由は猿への復讐でした。猿は社員たちを狙っていて八木妹は巻き込まれて殺されたことになります。ですから八木兄は社員たちを囮にして猿を殺そうとしたのです。これでますます八木が猿の仲間では無いことが確実になりました。しかし囮となった社員たちはいつまでも下山できないことになります。
すでに日没が近く、夜になればロープウェイ駅へのルートは暗い森の中です。今から向かっても森の中で身動きがとれなくなってしまいます。ですから八木は岩砕山へ登るしかないと言っているのです。このとき私は八木が猿と激しく戦った仁右衛門岩の地形を思い出しました。その時も岩山のような場所でした。八木は猿に対して高い場所から落下しつつピッケルで攻撃します。逃げる時も下へと落下して移動したのです。そしてまた昇って猿に上から攻撃です。眼前の岩砕山はまさにそのアップダウン攻撃にうってつけの地形に見えます。八木兄はもう一度、有利な地形で猿に戦いを挑むつもりです。
早乙女は以前この岩砕山に登ったことがある様子です。彼は主人公クラスの風貌やトラウマを持っていました。しかし負傷してお荷物のような雰囲気さえあったのです。強いリーダーシップの安斎や山の熟練者の八木、悪知恵の働く飯塚に比べて早乙女は平凡でした。ただこの岩砕山の経験を持っている早乙女が、何か八木や猿を出し抜く活躍ができるような気がしました。


モンキーピーク第73話のあらすじと感想

八木が別ルートを目指していたと判明して驚かされました。
社員たちのパーティが八木の案内する裏道を進むとそこは後方にロープウェイが見える場所でした。実は八木は裏道と称してロープウェイとは逆の岩砕山へ案内していたのです。なるほど彼が最初からゆるやかな二の峰へと遠回りしたのはこのためだったのです。
私はここで八木の言い訳を予想してみました。まず猿に追いつかれることを予想して味方をも騙すトラップを仕掛けた場合です。味方すら左のロープウェイから下山すると信じたほどですから猿もそのように追ってきています。しかし実際は岩砕山の右ルートへ変更して猿の追撃をかわすのです。これなら筋は通っていますが日が暮れてしまいます。もう一泊出来ないため救助隊を待たずに強行下山に切り替えたのですから矛盾した行動です。
八木が猿のスパイではないことはこれまでの行動からあきらかです。ですから八木とて猿からは逃げたいはずです。しかし社員たちが早期に下山することも望まない場合はつじつまが合います。八木は猿からも救助隊からも離れて社員たちと山中を進むことを望んでいるように私には思えました。彼は熟練の登山者ですが下山予定が遅れていることは確かです。右の岩砕山へ向かえばもう一泊は確実なのです。ですから八木は自分自身の体力を持たせるために水や食料をリュックにつめている可能性が濃厚です。

モンキーピーク第72話のあらすじと感想

絶対的信頼のある八木に対する疑惑が出てきて面白くなってきました。
一般登山客の八木は唯一、下山ルートを知っている熟練者です。猿が後方からせまる中、裏道に入ってそれをかわそうとしています。この裏道は八木と妹しか知らず、いくら猿でも見失う可能性が高いのです。この秘密の抜け道を使って猿をまく作戦です。しかし女性の林がそれに異議を唱えました。八木は当初から最短ルートではない遠回りのなだらかな道をすすめてきました。そして今回は少し登る抜け道で遠回りの道を進んでいることになります。そんな八木の案内に林は不信感をつのらせています。ただ安斎が考えているように私も八木が猿側のスパイだとは思えないのです。もし八木がスパイならそもそもここまで逃げることは不可能でした。八木の的確なアドバイスが無ければもっと早く全滅していたことは容易に想像できます。
飯塚も八木のリュックに何かを感じているようです。飯塚は腹黒いですが頭の良い男です。ちょっと弱った藤柴や佐藤をコントロールすることすらやります。その飯塚が八木が何かを隠していると感じています。私がここまで読んだ中では八木が猿側のスパイだとすると矛盾点が多すぎます。しかし彼はロープウェイ駅に行くのを遅らせようとしているとも感じました。八木が妹だといっていた女性と公表できない関係だとすると、生き残った社員たちは目撃者となります。八木は猿の仲間ではないですが社員たちを生還させたくないと思っていると私は予想しています。リュックの中も妹に関係する何かではないかと思いました。