怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第239話の感想とあらすじ

清々しい戦いが展開されていると感じました。
斧神は巨大な斧を飛び道具としても使います。斧を投げれば素手になるのですが、その斧神のパンチは強烈です。彼はその拳で何人もの吸血鬼を吹っ飛ばすことができました。なんと明はその強さを見てワクワクしてしまいまいます。そして明はお互いに武器を持って条件を同じにしようと斧を投げて返したのでした。
明は猛烈なラッシュで一太刀入れようと頑張りました。しかし彼の連続攻撃も斧神は全て斧で受けます。ここで私が考えたのは斧神の小手を狙う戦法です。明が斧神の手を狙えば勝てそうだと思いました。しかしそもそも斧神は剣の上級者で素直に小手を打たせてもらえないのです。さらにたとえ手を切ったとしても彼の体は鋼鉄の固さです。手首がスパッと切れることはないと思われます。
明は再び斧神の脇腹を切りつけました。しかし先ほどと同様に表面に血がにじむ程度で中は鋼鉄の固さでした。まったく明は学習しない男だと私は憤慨しています。
今度は斧神のラッシュが始まり、とうとう明は崖まで追い込まれてしまいました。この場所ではもう明は後方に逃げることはできないのです。明が斧神と入れ替わって敵を崖下へ落とす逆転技が想像されますが、かなり難しいように思えます。そして明は静かに刀を鞘に収めました。彼は居合で斧ごと切断するという最後の攻撃を仕掛ける気です。



彼岸島第238話の感想とあらすじ

鋼鉄の体がどのような仕組みなのかを考えてしまいました。
山羊の頭を持つ斧神は自分の体を硬化させることができます。これは明の日本刀攻撃を受け止めるために有効です。しかし一般的なバトルでは体を硬化させると動けなくなります。全身を石のように固めるとヒザやヒジなど可動部分が動かなくなってしまうのです。ですが特に斧の扱いは全身がスムーズに柔らかく曲がるような印象を受けます。私は斧神の体の仕組みについて考えさせられました。よく鎖かたびらであれば日本刀を受けることが出来ると聞きます。そして鎖で出来た衣服は柔らかく曲がり、動きを制限しないのです。斧神の体も細胞一つ一つが鎖のように固くなるだけで柔らかさは失っていないと思いました。
戦闘を再開した斧神と明は好勝負を繰り広げています。斧神は周りの吸血鬼ごと斧で切断して明を狙いました。これで吸血鬼を盾にすることは無意味だと分かります。それに対して明は吸血鬼を壁として使います。彼は吸血鬼の集団の後ろに隠れることで自分の場所を分からなくしました。そして斧神の背後を取り攻撃を仕掛けたのです。私はここであることが気になりました。現在斧神は体の硬化中です。明が背後から切り付けたとしてもダメージは入らないと思います。それなのに明は無意味な不意打ちをしたのです。さらに斧神もそれを斧で防御しました。斧神は体を切られても全く問題ないのに無意味に斧を合わせにいったのです。もし斧神が明の日本刀を防御せず体で受ければ接近した彼に斧を振り下ろすことが出来たと思われます。まさに肉を切らせて骨を断つことが可能だったのです。



彼岸島第237話の感想とあらすじ

斧神の能力がだんだんと分かってきました。
明は熱水によりスキの出た斧神の脇腹を切りつけました。私はこれで決着がつくなら苦労はしないと思いました。あれだけ前フリをしてこの結末は簡単すぎるのです。浅はかにも加藤はこの光景に大喜びをしています。実際は明の刀が折れて斧神にはあまりダメージが無かったようです。
斧神は明に切られる直前に体を硬化させて身を守っていました。ですから明は皮膚の上をチョイと傷つけただけで出血も最小限だったのです。斧神は体表面に禍々しい文様を浮かび上がらせて皮膚を固くする能力を持っています。なるほど雅が一目置くだけのことはあります。
師匠はこの斧神の能力を知っていたようです。驚く明たちに体を硬化させる能力について詳しく話し始めました。しかし師匠も意地が悪いと思います。これまで何度もタイミングがあったのに特殊能力については話していなかったのです。師匠が一言、斧神は体を硬化させると事前に告げれば明も日本刀を折ることも無かったという事です。
斧神は独特な騎士道のようなものを持っていて明に新しい刀を投げてよこしました。これは明を戦士と認めて正正堂堂、戦いたいというメッセージです。それに答えた明も馬で逃げずにもう一勝負することになりました。