怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。


モンキーピーク第86話のあらすじと感想

藤ヶ谷製薬はどうなっているんだと驚きました。
行方不明だった長谷川と合流した安斎たちは金魚岩と呼ばれる場所を超えようとしています。長谷川は実は猿に協力していて猿の中身でもあるようです。彼は社員たちの行動を正確に予測しています。そして社員たちの装備ではこのルートに出ると推測して追いつきました。長谷川がこの山を動き回っていることなどからも彼が登山の上級者であることが分かりました。そして食糧を持っていない彼がウロウロしていることから猿側のベースキャンプのようなものがあることが想像できました。
私は藤ヶ谷製薬には異常性格者が多いように感じています。まず元アメフト部の安斎です。彼はサバイバルに合理的で非情な手段を用います。そして飯塚は同盟を組んで自己の利益を最大化していました。八木は一般登山客でしたのでその異常性はノーカウントです。そしてこの長谷川です。彼は苦も無く飯塚を刺すと社員グループに何食わぬ顔で合流しました。佐藤が長谷川の袖の血を気にしているようですが他には誰も不振であるとは思っていないようです。そもそも何も持たずに長谷川がここまで健康で生き残れていることはありえないことです。
長谷川は自分が猿の協力者であることは隠しています。そして嘘のアドバイスをしたり、はぐれた者から襲ったりするはずです。あるいは猿に位置を教えたり様々な物語が考えられます。ここからは本当に集団の中に裏切り者がいるという緊張が高まるのです。我々読者は長谷川が飯塚を襲ったシーンを読んでいます。しかし安斎たちはそのことを全く知らないのです。このサスペンスは面白くなりそうです。

モンキーピーク第85話のあらすじと感想

嫌な想像をしてしまいました。
飯塚はトイレに行ってくると言ってせまい岩棚から逃げ、社員グループとは別行動を始めました。彼は滑落を偽装してパーティから外れたのです。これは飯塚なりの判断で岩棚では危ないと考えたのだと思われます。事実、猿が襲ってきたのはグループの方でした。私が感嘆したのは飯塚の離れ方です。滑落を思わせる叫び声を出して行方不明になった彼は、本体にいつでも合流できます。滑落したが運よく下の岩に引っかかったなど、いくらでも言い訳が可能です。そして頃合いで皆に追いついたと言えば良いだけです。
飯塚は八木の服のおかげで寒い一晩を超えることが出来たとつぶやいています。私は最初、滑落した八木の服を奪って着ているのかと勘違いをしてしまいました。たしかに八木は岩の下に落ちて暗闇なら飯塚は彼の服を奪えます。しかし現在、飯塚が来ているジャケットは八木のそれとは別です。元々飯塚が着ていた服なのです。もし滑落した八木の服なら血だらけのはずです。そういえば以前、八木は乾いた服を飯塚に提供していたことを私は思い出しました。
飯塚が下山ルートを探していると行方不明の長谷川部長と遭遇しました。長谷川はナイフで飯塚を刺すと自分が猿の仲間であることを伝えます。私はここであることに気づきました。猿は集団からはぐれた単独行動の者をまず襲っていました。現在の飯塚はそれにあたるのです。いくら岩棚が危ないといっても単独行動もまた危険だったのです。どうやら長谷川が飯塚を発見したのは偶然のようですが、山の中で猿が待ち構えているのは容易に想像できました。長谷川に蹴り落とされた飯塚はもう助からない感じで落ちて行きました。

モンキーピーク第84話のあらすじと感想

楽園というタイトルにはニヤリとさせられました。
これだけ追い込まれた状況でタイトルの「楽園」とはどういう了見だ、と私は憤慨しながらページをめくりました。すると岩砕山の上部には石で隠された部分がありました。八木のリュックの発見地点ですので何かあると感じた社員たちはその場所を開けてみました。そこには白骨化した遺体と食料、水、避妊具などが隠されていました。これは八木兄妹が密かにデポしていた貯蔵庫だと判明します。
この地点は八木兄妹が時々利用していた場所で、山で見つけた大切な物を隠している場所でした。それが確定した理由は氷室が見つけた物です。氷室は八木のリュックの中から女性の指を見つけました。これは死んだ妹の指を八木が切って持って来ていたのです。八木はその指を貯蔵庫に隠そうとしていたはずです。ここまで来る途中で飯塚がこのリュックを開けようとしましたが、それを八木は強く拒否していました。
私は貯蔵庫に避妊具が置いてあることを最初は不思議に思いました。妹と使うとしても軽い避妊具ぐらい持ち歩けば良いのです。それをあえて岩砕山に隠す理由を考えてみました。八木兄と妹の関係は公表できないのです。しかし誰もいないこの山中では避妊具を使うことができます。つまり彼らにとって山は禁断の行為のできる楽園だったのです。