怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

彼岸島第248話の感想とあらすじ

満腹爺のシステムが良く分からなくなってきました。
斧神と明は熱泉をしのぐだけの苦しい状態になりました。その理由は爺が良い位置にいるからです。爺は自分が不利とみるや安全地帯に移動して攻撃してきました。血の池の奥は明たちが行けない場所です。さらに熱泉をゴクゴク飲んだ爺はスプリンクラーのようにそれを吹くのでした。この熱泉は強酸性で明たちが溶けるのも時間の問題です。このあたりの爺の上手さはさすが年なのです。
思案した斧神は明を鉄球に乗せて爺のそばまで飛ばす作戦を思いつきます。これなら血の池の奥まで明を運べるのです。ただ私は鉄球と人間を飛ばせるなら明だけ投げれば良いとも思ってしまいました。とはいえ明だけ先行させるのは良案です。斧神の唯一の弱点として動きが遅いということがあります。軽量の明を高速で投げれば爺が逃げる前に決着するのです。
斧神たちがスキをうかがっていると爺は思わぬ行動に出ました。爺は丸い腹から無数の巨大ゴキブリを生み出したのです。そのゴキブリたちは血の池を泳ぎ、すぐに明のもとへ来ました。ご存知の通り明は虫やカニが苦手です。しかし今回のゴキたちは人間より大きくて明の弱点にはならないようです。ゴキたちは明の刀と斧神の鉄球によりすぐさま退治されました。ここで面白いのは斧神が鉄球を振り回しバリアのように使ったことです。これは鎖鎌の分銅を振り回したときと同じです。さらに爺から見てもこのバリアは対ゴキのものでとても自然な動きです。まさかその流れで明が飛んでくるとは考えないのです。


彼岸島第247話の感想とあらすじ

あまり解放感を感じることができませんでした。
細い洞穴から出た明と斧神は反撃を開始しました。頼もしい斧神と明のチーム、さらに武器を手にしたことからようやくまともな戦闘シーンになるはずです。しかし今一つ爽快感が無かったように思えました。その原因は満腹爺の弱さです。これまで爺の強さを表現したシーンが少ないように思えました。序盤の熊を食べる場面の他はあまり強烈なエピソードが描かれていないのです。ですからふたりが反撃できるようになっても解放感がないように思えました。
掌底で襲ってくる爺に対して明は刀で、斧神は鉄球で対抗しました。これで伸びる手の攻撃は封じたと考えられます。わたしはこのまま決着がつくとまで予想しました。明が一気にふところに飛び込んで爺のプヨプヨした腹を切るのです。あとは鉄球で双頭を破壊すれば終わりです。しかし実際は爺は血の池に入って距離を取りました。これで刀も鉄球も届かなくなったのです。
爺は血の池の強酸性の熱泉を飲み毒霧のように吐き出しました。この熱泉を浴びれば明は死ぬのです。斧神の鋼鉄ボディはどうなるか分かりませんが危ない事はたしかです。初回はなんとかかわしましたが逃げ場も無く危険な状態になりました。そこで斧神は鉄球に明を乗せて斧神のそばに投げる戦法を伝えます。もし明が血の池に落ちれば終わりですが今はそれしか生きる道が無さそうです。




彼岸島第246話の感想とあらすじ

明の弱点がまたしても露呈しました。
洞穴の出口を封じられた明と斧神は武器を得ようと必死です。逃げられない以上、満腹爺と戦って倒すしかないのです。しかしそのためには何か武器になるものが必要です。斧神が爺の手を止めている間に明はゴミ捨て場から青龍刀と巨大足かせ鉄球を探し出しました。その際、明は小さな虫におびえています。以前にも病院のプールで明は遺体にわくカニに嘔吐した経験があります。彼は小さな虫などに弱いことが分かりました。
斧神は爺の両手を押さえていましたがそろそろ限界です。そこへ明が武器を持って帰ってきました。明が爺の指先を切り難を逃れました。やはり刃物があると彼の戦闘力は格段に高まります。明は続いて持ち帰った武器を斧神に渡しました。しかしそれは巨大な鎖であり斧神は困惑しています。再び爺が手を伸ばしたところを斧神が鎖を引きます。すると鎖の先端の鉄球が爺の手に当たりダメージが入りました。この鉄球の良い所は飛び道具のように使えて何度でも使用可能という点です。さらに鎖と鉄球という強固な構造で壊れる心配がないのです。私は二人の武器は合わせて鎖鎌のような状態になっていると思いました。