怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

インフェクション第47話のあらすじと感想

メット編はミステリー要素があって好奇心をそそられました。
紗月と合流するためベリーショートの婆ホリ子の避難所に戻ってきた天宮たちはそこの見張りが何者かに殺されているのを知ります。ここは前にもメットと呼ばれる謎の保菌者に襲撃されて人を食われていたのです。田んぼを利用した完璧な避難所にやすやすと入り込むメットとは何か、気になりました。
私の予想ではメットは変異型の保菌者です。言葉はあまり話せませんが知能は人間並み、道具を使いこなし電源を落としたりします。またメットは殺人を好み人も食う感じです。見張りの交代などを観察してチョイチョイこの避難所を襲ったりしています。やっかいな敵ではありますが病気のウィルスなども変異型が出てきますので反則だとは言えません。変異型は弱毒で知能が残ったまま発症しているのです。

インフェクション第46話のあらすじと感想

紗月から電話がありました。
きららの姉や紗月らは避難所から追い出されていました。その情報を得た雨宮たちは車で彼女らを探しています。そんなときに紗月から電話があり居場所が説明しにくいのでホリ子の避難所で合流することにします。しかしホリ子の避難所はメットと呼ばれる保菌者に襲われていたのです。
高木はホリ子たちに銃を一丁だけ渡していました。これはボストンバッグに土をつめて外側からは数十丁の銃に見せかけていたものです。ひどい詐欺です。ただ銃と引き換えに紗月の情報を得たわけではないので厳密には詐欺的取引とは言えません。情報のお礼として銃を一丁渡しただけなのです。ホリ子も情報を与えただけで一丁手に入れたのですから切り替えていこうという感じです。私は高木が取引に備えて土を詰めていたと見ています。きらら達が人質に取られた場合、数十丁の銃をわけあえて解放してもらうなどが考えられます。しかし高木はホリ子の孫のような子供をカードにして銃を分ける必要が無くなりました。そんな解釈をすると高木の行動に整合性が出てきます。

インフェクション第45話のあらすじと感想

高木は悪い男です。
紗月の居所を知りたい天宮たちはホリ子と交渉しましたが無理でした。ホリ子および避難所の若い衆は天宮たちの持つ銃を奪いたいと考えています。最後は高木が決着をつけて紗月の情報を得ることができました。
高齢のホリ子はパンデミックが起こるまでは認知症でした。しかし家族が全滅するかもしれない危機において彼女の中の「女将」遺伝子が再起動して避難所を切り盛りしてきたのです。その中で皆の不安を解消するため冤罪ともいえる追放を行ったりしていました。
なるほどホリ子の若いころ、戦後に男衆が少ない家を守ってきた経験が生きたのです。私は旅館などの「女将」については以前から不思議に思っておりました。普通に男性でも女将的な仕事はできると考えていたのです。しかし今回、男性が戦争などでいない場合にどうしても女性がリーダーシップをとって老舗企業を守っていく必要があります。それが女将遺伝子として子に継承されるのです。逆に女将遺伝子が無い女性は淘汰されて子供を残せない場合があります。