怖いサバイバルホラー漫画の感想

なるべく事前情報を入れずにサバイバルホラー系漫画の感想などを書いていく。

インフェクション第3話のあらすじと感想

脱出計画が発動されました。
体育館の封鎖が破られてゾンビが入ってきてしまいました。もう立てこもりも持たないと考えて高木らは生きている者を連れて脱出します。山の中を通って安全な国際ホールに逃げるつもりです。そのルート情報は負傷した菊池が作っていました。
ラギ姉は雨宮が菊池の彼女を助けに入るのを止めました。誰彼かまわず助けてはならないというのです。私は救助義務に近いことだと考えました。もしも子供が川でおぼれていても赤の他人なら救助義務が無いのです。そのまま放置しても法的責任を問われることはありません。しかし子供の親が放置すれば刑法で処罰されます。これは救助義務の有無の差です。むろんゾンビパンデミックでは刑法など考えて動けませんがラギ姉は全員を残らず助けられないと言っているわけです。ニヒルな高木も似たような冷徹な考えを持っていそうです。

インフェクション第2話のあらすじと感想

助けに行ったせいで噛まれたというのは重いセリフだと思いました。
倉庫を出た雨宮ときららでしたが帰宅しようとしてすぐにゾンビに囲まれました。もうだめだと思った刹那、高木や菊池先輩に助けられて体育館に避難します。私は菊池先輩らがゾンビの群れの中をチョイと棒きれを持って助けに来てくれたのはあまりに危険すぎると感じました。古今東西のゾンビ物作品の中で群れの中を走ってくるのはリスクが大きすぎます。すると菊池先輩が噛まれて感染しました。彼が死亡するまで、つまりゾンビ化までは24時間程度です。
二名を助けに入って一名が噛まれるというのは、あまりにも損害が大きすぎる気がしました。ただ、それをせずにはいられないという雰囲気が満ちに満ち満ちている現場だとも読めます。犠牲をかえりみずに正しいことをしていれば、この集団は生き残っていけるというバイアスがあると私は感じました。それを批判するわけではありませんが、ゾンビの群れを突っ切るのは無謀と言えます。

インフェクション第1話のあらすじと感想

雨宮ときららは閉じ込められました。
恋愛のアレで間違って雨宮ときららは体育倉庫に閉じ込められました。放課後には解放されるはずでしたが三日間も出られませんでした。幸い水と乾パンぐらいありましたので何とかなりました。結局、小窓を発見して外に出てみると学校がおかしなことになっていました。
同じ学校の生徒ではありますが初対面の男女が閉じ込められるというのは新鮮でした。もしこれがゾンビパンデミック序章であれば、その三日間で世間は様変わりしているはずです。閉じ込められた彼らは情報を知らずに出てから驚くことになります。これはゾンビ物ではしばしばみられる形でパンデミック初期をすっ飛ばして急にゾンビ大量発生が起きている様を描写することができます。1話から見栄えのする展開だと思い楽しめました。