カイジュウが無限にわいてきているということです。
武重の犠牲により帝王は仮死状態になりました。しかしトール型以下の大きさのカイジュウはまだ日本にわきつづけて人間を襲っています。絢士たちは特殊なスーツを着たエボルという隊員になっていました。エボルは陽の細胞を植え付けられてカイジュウとの融合をなした者たちです。私はその数の多さに、やはり融合して自我を残す者は相当数いたのだと思い込みましたがそうではなかったのです。やはり武重や陽のような自我を残した融合者は非情にレアな存在です。そこで陽の細胞を植えても大丈夫そうな者を選抜して融合させるという方法がとられています。陽の細胞なら比較的簡単に自我を残したまま融合者となれるのです。
北海道はなぜかカイジュウが上陸せず安全なアイランドと呼ばれています。資産家や政治家などは北海道に移住して新首都を作っています。しかし本土にはまだ取り残された者がいて彼らは逃げ隠れながら5年間も生き延びています。面白いのは北海道という安全な地域があり、本土の防衛もしなければならない点です。本土には武重が押さえている帝王が眠っています。ですからその地域だけはトール型を迎撃したり常に守らなければならないのです。もし再び帝王が目覚めると北海道まで侵略されるという設定は秀逸です。